「耐える」と「忍ぶ」の違いとは?分かりやすく解釈

「耐える」と「忍ぶ」の違いとは?違い

この記事では、「耐える」「忍ぶ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「耐える」とは?

「耐える」とは外から加えられる圧力に対して我慢することです。

他人の態度のせいで自分が受けるストレスであったり、他者から受けた傷などの被害を受け止め、やめさせたりやり返したくなるのを我慢することが耐えることと言えます。

他者から傷やストレスを受けると不快感が顔や態度に出てしまいがちですが、そういった表情や態度に出ているかどうかは問いません。

表情に出てしまっても表情や態度に出さなくても我慢していることが耐えることです。


「忍ぶ」とは?

「忍ぶ」とは辛いことを我慢することです。

自分の内面に起因する辛さにも外部に起因する辛さにも使われますが、忍ぶという場合それらがなにかを隠しながら我慢し続けることを指します。

隠すのは辛いと感じていることを隠すこともあれば、目立たないよう自分を隠すことなどです。

何かを我慢する言葉としては特にこのなにかを隠すと言う性質を取り上げられる言葉で、我慢していることを隠すという意味で使われることもあります。


「耐える」と「忍ぶ」の違い

「耐える」「忍ぶ」の違いを、分かりやすく解説します。

他者からの痛みやストレスなど外部からの圧力を我慢するのが「耐える」で、何かをひた隠しにしながら辛いことを我慢するのが「忍ぶ」です。

我慢するという意味での言葉としては「耐える」は自分の外側から受けるを我慢する言葉ですが、「忍ぶ」は自分の外側から受ける被害だけではなく感情など自分の内面的なものを我慢するのにも使われます。

また言葉としては「耐える」は我慢することに重点が置かれていますが、「忍ぶ」は我慢する上でなにかを隠していることに重点を置いて使う言葉です。

まとめ

我慢していることを隠しているかどうかを問わず他人から受ける痛みやストレスなどを我慢するのが「耐える」で、我慢していることを隠すのが「忍ぶ」ことだと考えると違いがわかりやすいでしょう。

また我慢する我慢しているという意味の言葉としては「耐える」がよく使われ、「忍ぶ」はそれに加えて隠すという意味を追加するために使われる言葉です。

違い
違い比較辞典