この記事では、「一攫千金」と「起死回生」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一攫千金」とは?
「一攫千金」は「いっかくせんきん」と読みます。
意味は「一度に、たやすく大きな利益を得ること」です。
一度行動を起こすだけで、大金を手に入れられることを表しています。
「一攫千金」の言葉の由来
「一攫千金」は「ひとつかみで大金を手に入れること」を表す四字熟語です。
紀元前の中国、秦の始皇帝時代に使われる様になった言葉と言われています。
始皇帝の部下である呂不韋(りょふい)が、自分の功績をまとめた書物を作成しました。
その際に「この書物に一文字でも変更を加えることが出来たら大金を与える」と言い放ったのです。
当然、皆命が惜しいので手を加える人はいませんでした。
ここから「簡単なことで巨額の富を手に入れること」という意味で使われる様になったのです。
「起死回生」とは?
「起死回生」は「きしかいせい」と読みます。
意味は「滅びかけているものや、絶望的な状態のものが、再びもとの状態に立ち直ること」です。
もはや最後で手の施しようがないものが、何らかの理由により奇跡的に復活することを表します。
「起死回生」の言葉の由来
「起死回生」は「生命を元に戻して死にかけたものを生き返らせること」を表す四字熟語です。
中国の歴史書「史記」に記載されている一文が由来とされています。
扁鵲(へんじゃく)という名医について、「越人(扁鵲のこと)は、死人を生かせるのではなく、自分で生きようとする者を立ち上がらせられる」と記載されているぉとから「滅びかけたものが復活すること」という意味で使われる様になりました。
「一攫千金」と「起死回生」の違い
「一攫千金」は「簡単なことで巨額の富を手に入れること」です。
「起死回生」は「滅びかけたものが復活すること」です。
まとめ
今回は「一攫千金」と「起死回生」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。