この記事では、「必要悪」と「ダークヒーロー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「必要悪」とは?
必要悪とは、良くないものではあるけれど社会や組織にとって必要だったりなくすわけにはいかないもののことをいいます。
ない方が望ましいけれども、必要とされることを表しています。
「ダークヒーロー」とは?
ダークヒーローとは、小説や演劇、ドラマ、映画などで正義の味方としては描かれていない主人公のことをいいます。
法を犯したり、反社会的な行動をとったりします。
英語のdark heroをそのまま日本語読みした言葉で、antihero(アンチヒーロー)と呼ばれることもあります。
ダークヒーローは自分自身の目的を果たすためなら手段を選ばなかったり、人格者とは呼べないような振る舞いが多いのが特徴です。
ダークヒーローを主人公とする作品も多数存在します。
「必要悪」と「ダークヒーロー」の違い
必要悪は良くないものではあるけれどなくすわけにはいかないもので、ダークヒーローは小説や映画、ドラマなどに登場する正義の味方として描かれない主人公のことです。
必要悪は現実の世界にもありますし、フィクションなどの作品で描かれることもあります。
ダークヒーローはフィクション作品のキャラクターの分類の1つです。
ダークヒーローが物語の中の必要悪として描かれていたりもします。
「必要悪」の例文
・『大麻は体に害があるがマフィアに資金が渡らないための必要悪として合法化している国もある』
・『彼は賄賂について仕事を円滑に進めるための必要悪だと語った』
「ダークヒーロー」の例文
・『バットマンはダークヒーローとして知られている』
・『私はいかにも正義の味方という主人公よりダークヒーローに魅力を感じる』
まとめ
必要悪は良くないものではあるけれど、社会や組織に必要とされるものをいいます。
ダークヒーローは、小説や映画、ドラマなどで正義の味方として描かれない主人公になります。