この記事では、「居間」と「リビング」の違いを分かりやすく説明していきます。
「居間」とは?
居間とは、住宅の中で家族が団らんを楽しんだりゆっくり寛いだりするための部屋のことをいいます。
昔の日本の家屋では、居間は玄関から離れた場所にありました。
プライベートな空間で、客を通す客間は別に設けられていたのです。
現在では、居間と客間は一緒になっていることも多く、お茶の間やリビングと呼ばれることもあります。
和風の家屋の場合には、居間と呼ぶことが多いです。
「リビング」とは?
リビングとは、家族が集まって団らんしたり寛いだりする部屋のことをいいます。
英語の「living room」が元になっていますが、海外では客用の小部屋を指す言葉でした。
家族が集う日本のリビングとは違うものです。
また、「living」だけだと意味が通じないので、「リビング」は和製英語になります。
現在の住宅では家の中心になるスペースなので、リビングは非常に重要です。
キッチンやダイニングと一体化しているリビングダイニングキッチンも多くあります。
「居間」と「リビング」の違い
居間もリビングも家族が集まって団らんしたり、ゆったり寛いだりするための部屋になります。
畳がある和室の場合には居間と呼ぶことが多く、フローリングの床がある洋間の場合にはリビングと呼ばれることが多いです。
また、昔の日本家屋は畳敷きなので、ちゃぶ台を出して食事をとることもあれば布団を敷いて寝ることもあるなど、1つの部屋が様々な役割を担っていました。
欧米のように寝室・キッチン・ダイニング等はっきり区別されていなかったのです。
リビングという概念が生まれたのは、洋風の家屋が登場してからになります。
現在、居間とリビングはほとんど同じものとして扱われています。
まとめ
居間もリビングも家族が団らんする部屋で、和風の家屋の場合には居間と呼ぶことが多く洋風の家屋の場合にはリビングと呼ぶことが多いです。