この記事では、「おんどり」と「にわとり」の違いを分かりやすく説明していきます。
「おんどり」とは?
「おんどり」とは漢字で書くと雄鶏であり、文字通りにわとりのオスです。
比内地鶏やブロイラーなどのようににわとりの品種を指す言葉ではなく、オスかメスかという性別だけを指す言葉なので、どんな品種のにわとりでもそれがオスならおんどりです。
にわとりというと真っ赤で立派なとさかを持つ鳥をイメージしますが、大きなとさかはおんどりにしかありません。
おんどりは筋肉質なので歯ごたえがあり旨味のギュッと詰まった鶏肉になります。
「にわとり」とは?
「にわとり」は古代中国で家畜にされた鳥です。
鳥ではありますが空を飛ぶ力がないため行動範囲を制限して家畜の鳥版である家禽にしやすいため、日本では庭で飼う鳥からにわとりと呼ばれるようになりました。
成鳥から取れる肉も卵も、世界各地で古くから食糧として重宝されてきた人間の歴史と関わり深い鳥と言えます。
そのため部位ごとの味や肉質の違いだけでなく、品種やオスメスの違いによる味や肉質の違いにまで意識を向ける人も少なくない、現代社会でも非常にポピュラーな鳥です。
「おんどり」と「にわとり」の違い
「おんどり」と「にわとり」の違いを、分かりやすく解説します。
世界中のあらゆる国で家禽として飼育されている鳥が「にわとり」で、その中でも性別がオスの個体を指す言葉が「おんどり」です。
にわとりにも多種多様な品種がありますが、どんな品種のにわとりでもオスであればおんどりですし、メスであればおんどりではありません。
まとめ
単純に言葉としての関係で言えば「おんどり」はオスの「にわとり」という一言で説明がつきます。
ただし食肉の商品名やメニュー名で「おんどり」と「にわとり」が区別して使われている場合、その「おんどり」は一般的な「にわとり」よりも歯ごたえの強さと濃厚な肉の旨味を特徴としていて、それをアピールしていると考えるといいでしょう。