「従順」と「忠実」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「従順」と「忠実」の違いとは?違い

この記事では、「従順」「忠実」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「従順」とは?

性格が素直で、相手に文句も言わず従うことを「従順」【じゅうじゅん】といいます。

態度も良く、前向きに行動してみせては共に行動する人の様は上下関係において良好な関係を築くのにとても重要です。

先に行動するのではなく、順序をわきまえて動く様は相手に好かれるところでもあります。

また、先輩の指示をしっかり聞いて行動する後輩も可愛いと思うほど「従順」に見えて可愛がられるのです。


「忠実」とは?

嘘を言わず、素直な態度で人に尽くすことを「忠実」【ちゅうじつ】といいます。

正直者で心から従う気持ちを持って行動したり、会話する人の姿は誠実で信頼できる行動にも繋がるのです。

とくに、自らの誠意を見せて尽くしたいと思う人に対しては、真心を持って真摯に指示に従い、つとめる行為して見せます。

このような人は嘘をついたり、悪い行為してごまかすことはなく、正しく行動して見せるのです。


「従順」と「忠実」の違い

「従順」「忠実」の違いを、分かりやすく解説します。

指示に逆らう気持ちはなく、素直に順序良く従うことを「従順」といいます。

騒いで邪魔せず、静かに次の指示を待つ健気さを感じさせるため好印象をもたらすのです。

昔は権力ある者が言うことに逆らわず、快く受け入れる健気な家臣の態度を指してよく使われていました。

もう一方の「忠実」は、人へつとめるときは真心を持ち、誠実な態度で相手に尽くします。

「従順」の例文

・『従順な大名には褒美として馬を与えて意見を聞き入れた』
・『建築現場では問題が起きないよう従順に働く者だけを集めた』

「忠実」の例文

・『忠実な態度を見せる工員に重要な機械操作を任せた』
・『信頼ある忠実な態度を見せる犬に、会長は心を許した』

まとめ

とても似た意味を持つ言葉を2つ取り上げましたが、どのように使い分けるか確かめて、どちらの態度で接すると好感度が上がるかを考えてみましょう。

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