「拭く」と「拭き取る」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「拭く」と「拭き取る」の違いとは?違い

この記事では、「拭く」「拭き取る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「拭く」とは?

布や紙などで物の表面をこすり、汚れや水分などを取り去りきれいにすることを「拭く」と言います。

例えば、テーブルにお茶をこぼしてしまった場合、そのこぼしたお茶を布や紙などで取り除ききれいにすることが「拭く」になります。

様々な場面で用いられる言葉で、「テーブルを拭く」「窓を拭く」「廊下を拭く」などのほか、「涙を拭く」「汗を拭く」「口を拭く」などといった形でも使用されます。


「拭き取る」とは?

「拭き取る」「拭く」といった行為に「取る」といった行為も追加された言葉です。

水分や汚れを布や紙などで拭いて取り除くことを意味します。

簡単な汚れをさっと取り去るといった意味ではなく、頑固な汚れに対して使用される傾向が強い言葉です。

例えば、「油汚れを拭き取る」「血を拭き取る」などといった形で使用します。


「拭く」と「拭き取る」の違い

「拭く」「拭き取る」の違いを、分かりやすく解説します。

同じ汚れや水分などを取り去りきれいにすることを意味する言葉でも、その表現の強さに違いのある「拭く」「拭き取る」

「拭く」は、ちょっとした汚れをさっと取り去りきれいにするといった意味で用いられることが多い言葉。

一方、「拭き取る」は、頑固な汚れを取り除くといった意味で用いられることが多い言葉になります。

このように、さっと行う程度なのか。

それとも、完全に取りきるのか。

そのような違いが「拭く」「拭き取る」にはあります。

「拭く」の例文

・『大掃除の私の役割は家中の窓を拭くことです』
・『汗かきの私は汗を拭くためにいつもタオルを持ち歩いています』

「拭き取る」の例文

・『頑固な油汚れを拭き取るには、ちょっとしたコツが必要です』
・『ソファーに付いた汚れを完全に拭き取ることはできませんでした』

まとめ

以上のように、表現の強さに違いのある2つの言葉になります。

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