この記事では、「相互」と「交互」の違いを分かりやすく説明していきます。
「相互」とは?
「相互」は「そうご」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「一つのものごとに関係する両方の立場」という意味で、あることについて自分と相手のどそれぞれの地位や境遇、面目など社会的な立場のことです。
2つ目は「一つのものごとについて、両方が同じことをやり合うこと」という意味で、自分と相手が同じ手段や方法を取ることです。
「相互」の言葉の使い方
「相互」は名詞として「相互に~する・した」「相互の立場」などと使われます。
「相」は「共に」という意味、「互」は「たが(い)」とも読み、「相対する双方・かわるがわる」という意味、「相互」で「相対する双方が共にする」です。
基本的に、「どちらの側からも働きかけること」に使われる言葉です。
「交互」とは?
「交互」は「こうご」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「1つのことをかわるがわるすること」という意味で、相手が終わったら自分、と順番に行動することです。
2つ目は「たがいちがいになること」という意味で、違う種類にある人や物がひとつ置きに位置することです。
「交互」の言葉の使い方
「交互」は名詞として「交互に~する・した」「交互通行」などと使われます。
「交」は「まじ(わる)」とも読み、「入れ替わる」「かわるがわる」という意味、「互」も「かわるがわる」という意味、「交互」で「かわるがわるする」になります。
基本的に、「相手と順番で入れ違いに働きかけること」に使われる言葉です。
「相互」と「交互」の違い
「相互」は「どちらの側からも働きかけること」です。
「交互」は「相手と順番で入れ違いに働きかけること」です。
「相互」の例文
「相互」の例文は以下の通りです。
・『友人と相互に連絡を取り合う』
・『2つの路線が相互に乗り入れる』
・『夫婦は相互扶助が必要だ』
「交互」の例文
「交互」の例文は以下の通りです。
・『パートナーと交互に声を掛け合って作業する』
・『ハンドルを左右交互に動かす』
・『カードを交互にめくる』
まとめ
今回は「相互」と「交互」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。