この記事では、「送致」と「送付」の違いを分かりやすく説明していきます。
「送致」とは?
「送致」は「そうち」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「書類などを送り届けること」という意味で、必要な資料や書類を相手に確かに届く様にすることです。
2つ目は「事件に関する書類や被疑者などを、検察などに送り届けること」という意味です。
3つ目は「家庭裁判所で、処分が決まった者を更生施設などに収容すること」という意味です。
「送致」の言葉の使い方
「送致」は名詞として「送致する・した」「送致される・された」などと使われます。
「送」は「おく(る)」とも読み、「出かける人を見届ける」「人や物を別の場所に運び送る」という意味、「致」は「いた(す)」とも読み、「目指すところまで至らせる」「最後まで行き着く」という意味、「送致」で、「書類などを相手に行き着く様にすること」「人や物を目的地まで運び送ること」として使われます。
「送付」とは?
「送付」は「そうふ」と読みます。
意味は「書類などを送り届けること」です。
日常的に必要なものを、相手に送り渡す様にすることです。
「送付」の言葉の使い方
「送付」は名詞として「送付する・した」「送付される・された」「送付済み」などと使われます。
「送」は「出かける人を見届ける」「人や物を別の場所に運び送る」という意味、「付」は「つ(ける)」とも読み、「ぴったりくっつける」「物を手渡す」「寄せ届ける」という意味、「送付」で「書類などを寄せ届けること」です。
基本的に、「日常的な書類や品物を、業者などを利用して相手に届けること」に使われる言葉です。
「送致」と「送付」の違い
「送致」は「書類などを相手に行き着く様にすること」「人や物を目的地まで運び送ること」です。
「送付」は「日常的な書類や品物を、業者などを利用して相手に届けること」です。
「送致」の例文
「送致」の例文は以下の通りです。
・『督促状を送致する』
・『身柄を警察から検察に送致する』
・『児童相談所から更生施設へ送致する』
「送付」の例文
「送付」の例文は以下の通りです。
・『資料を送付する』
・『顧客にパンフレットを送付する』
・『請求書を送付する』
まとめ
今回は「送致」と「送付」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。