この記事では、「深く」と「奥ぶかい」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「深く」とは?
より物事の奥底を調べるため深堀することを「深く」【ふかく】といいます。
より深く事件の真相を調べ上げて犯人の動機や行動を調べ上げるのです。
他の使い方としては、「新鮮な息を深く吸い込む」といって、普段の生活では吸えない空気を思い切り吸い込んで脳を活性化させます。
また、「注意深く表札を確認する」といえば、慣れない場所では集中して確認する必要性があるのです。
「奥ぶかい」とは?
物事の奥を知ることの面白さを感じるのが「奥ぶかい」【おくぶかい】といいます。
例えば、日本庭園を見たときわびさびという日本人の心を感じて、その庭を愛した人の思考を知ることもできるのです。
表ばかりの美しさに感激するのではなく、その奥にある面白さや、魅力について知るという意味があります。
使い方としては、「奥ぶかい味だ」といえば飲むほど生産者の拘りや製造の違いも伝わると感じるのです。
「深く」と「奥ぶかい」の違い
ここでは「深く」と「奥ぶかい」の違いを、分かりやすく解説します。
事件の真相を知るため、もっと足を踏み入れて調べ上げることを「深く」といいます。
「深く関わる」といえば表面だけではなく、何か問題が起これば手を貸し、一緒に行動するという意味があるのです。
もう一方の「奥ぶかい」は作品や人工的に造られた場所が持つ魅力や意味を調べて、その奥底にある意味を知ることの面白さに触れた気持ちを伝えます。
「深く」よりもさらに奥へ目を向けて、物事を調べるという意味がある言葉です。
「深く」の例文
・『海の深くまで潜り、一面に広がる珊瑚の姿を楽しんだ』
・『気になった殺人事件について個人的に深く調べた』
「奥ぶかい」の例文
・『日本独自の文化は実に奥ぶかいと外国人を魅了する』
・『面白いだけの話かと思ったら、本当は奥ぶかい実話であった』
まとめ
「深」という字に通ずる言葉ではありますが、意味に違いがあります。
どのようなときどう使えばいいか具体的に学んでみるのも面白い発見になるでしょう。