ダイヤモンドといえば、今も昔も婚約指輪には欠かせない宝石であり、多くの人たちが購入するものですが、その品質を評価するのが4Cであり、その中の透明度の基準として使われているのが「VS1」などのコードです。
それでは、ダイヤモンド「VS1」とはどういう意味でしょうか。
また、「VS2」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、ダイヤモンド「VS1」と「VS2」の違いを分かりやすく説明していきます。
ダイヤモンド「VS1」とは?
ダイヤモンド「VS1」とは、ダイヤモンドの4Cである、「カラット」「カラー」「クラリティ」「カット」のひとつである、「クラリティ」すなわち「透明度」の指標となるコードのことで、「VS1」とは、極々微細な内包物や傷があるもののことを言います。
しかし、通常はかなり高品質であり、婚約指輪にしても全く問題ないレベルです。
ダイヤモンド「VS2」とは?
ダイヤモンド「VS2」とは、前述の「透明度」が「VS1」よりも若干劣るもののことを表すコードです。
しかし、やはり高品質であることには変わりありません。
ダイヤモンド「VS1」と「VS2」の違い
ダイヤモンド「VS1」と「VS2」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、ダイヤモンドの透明度を示すためのコードで、このコードの違いによって、見た目の透明度が違うということになります。
実際に使われるコードは「FL」から「I3」までで、以下のような順番で、透明度が落ちて行きます。
「FL」「IF」は「フローレス」と呼ばれるもので、透明度に影響する内包物や傷が無いものです。
その下が「VVS1」「VVS2」で、「very very slightly included」という専門家でないと識別できないような傷や内包物があるものです。
そして、今回話題になっている「VS1」と「VS2」はそれよりも多い、あるいは大きい内包物があるものです。
この2つの違いは傷や内包物の多さが若干「VS2」のほうが多いという区別になります。
その下が、「SI1」「SI2」で「slightly included」、そして、最後が「I1」「I2」「I3」の「included」というカテゴリーで、このくらいになると素人でもよく見るとわかるレベルになります。
まとめ
この記事では、ダイヤモンド「VS1」と「VS2」の違いを、解説してきました。
ダイヤモンドを評価する際に用いられる4Cというのは、すでに解説した通りですが、これらが問題になるのは婚約指輪に使われるようなかなり高価なものです。
逆に言えばそれ以外のデザイン性が高いようなものに関してはあまり気にする必要はないということになります。