この記事では、「CMOSセンサー」と「CCDセンサー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「CMOSセンサー」とは?
1963年にハネウル社のモリソンが開発したフォトスキャナが始まりの「CMOSセンサー」。
「CMOSセンサー」は、1画素当たりに収容できる電子の数が大きく、その結果、高繊細な画像の制限を可能としています。
また、コストを抑えて設置することが可能なメリットもあり、安価なセンサーとして幅広く使用することができます。
そのほか、「CMOSセンサー」の場合、スイッチのON/OFFで電圧を読み出ししているため、消費電力を抑え利用することも可能です。
そのほか、高速撮影も得意としています。
ただし、感度においては、さほど高いとは言えず、また、画質においても高画質とは言えないデメリットがあります。
「CCDセンサー」とは?
1971年にベル電話機研究所のトムセットにより原型となる「CCDセンサー」が開発されました。
日本では、1970年代後半にソニーによって市販化されています。
感度が高く高画質を誇る「CCDセンサー」。
ただし、バケツリレー方式で電荷を転送しているため、どうしても消費電力が大きくなってしまうデメリットがあります。
また、このバケツリレー方式により高速撮影も得意ではありません。
加えて、コスト面においても、決して安いとは言えません。
「CMOSセンサー」と「CCDセンサー」の違い
「CMOSセンサー」と「CCDセンサー」の違いを、分かりやすく解説します。
外部から取り込んだ光を電気へと変換する機能においては同じものと言える「CMOSセンサー」と「CCDセンサー」。
ただし、それぞれが持つ特性に違いがあります。
「CMOSセンサー」のメリットは、高速撮影を得意とする点。
そして、消費電力を抑えコスト面でも安いといった点になります。
一方、「CCDセンサー」のメリットは、感度が高く高画質だという点になります。
このような違いから、近年では「CCDセンサー」から「CMOSセンサー」への移行が進んでいます。
まとめ
「CMOSセンサー」と「CCDセンサー」には以上のような違いがあります。