だれもが使った経験のあるクラシックボンド二種の違いを解説!
この記事では、「ボンドG10」と「ボンドG17」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ボンドG10」とは?
大阪市中央区に本社を置く『コニシ株式会社』の販売している家庭用接着剤の1つであり木工用ボンド、瞬間接着剤アロンアルファと並ぶ同社の主力商品の1つです。
速乾性が売り物の強力接着剤であり、ラインナップも豊富。
内装用かつ大容量の「G10-Z」をはじめ家庭用接着剤ではありますが、建築作業の際にも汎用的に使われています。
「ボンドG17」とは?
『コニシ』社の「G10」と対を成す存在だと言っていいでしょう。
ラインナップではほぼ変わりませんが、ゴムやプラスチックにも使えるのが売り物。
このため今でこそ様々な用途専用の接着剤が販売され、ECサイトで入手可能ですが、70〜90年代には「G17」を1本は常備されていた家庭も多いと思われます。
「ボンドG10」と「ボンドG17」の違い
「ボンドG10」と「ボンドG17」の違いを、分かりやすく解説します。
おのずとして解るのはパッケージに記載されている接着用途による違いだと言っていいでしょう。
特に後者は日常的に使われる合成ゴム、皮革、金属への接着が可能になっている分接着力自体が強力になっていると言えます。
前者は缶入りに建築内装と書かれている事もありますが、内装現場でポピュラーな接着剤だと言っていいはずです。
仮止めがいらない程度の初期接着力はありますが、後者ほどの接着力がないため貼り直す事が可能。
圧着した場合には当然強力な接着力を誇ります。
粘度に関しては「G17」の方が低粘度であり液体に近い部類。
「G10」はよりゲル状に近いのが特徴です。
まとめ
「G10」は内装工事や家具、建具用と内部のボンドに記載されている通り、広い面を接着するのに適しています。
「G17」は合皮や合成ゴムへの接着を視野に入れている事もあり、接着力はより強力。
家庭用には「G10」よりも圧倒的に普及している為に使った事のある方も多いでしょう。
速乾性が極めて高いのが売り物です。
一方の「G10」は圧着する前であれば張り直しが可能なのが特徴だと言えるでしょう。