この記事では、「閉業」と「廃業」の違いを分かりやすく説明していきます。
「閉業」とは?
「閉業」は「へいぎょう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「今やっている商売をある時以降やめること」という意味です。
2つ目は「その日の営業を終えること」という意味です。
「閉業」の言葉の使い方
「閉業」は名詞として「閉業する・した」「午後閉業」などと使われます。
「閉」は「と(じる)」とも読み「出入り口をふさぐ」から転じて「終わりにする」という意味、「業」は「わざ」とも読み「生活のために行う仕事」という意味、「閉業」で「生活のために行っている仕事を終わりにすること」になります。
「商売自体をやめること」の他に、「その日の営業は終わりになり、翌日以降に再開すること」という2つの意味で使われます。
「廃業」とは?
「廃業」は「はいぎょう」と読みます。
意味は「それまでの商売や職業をやめること」です。
お店や企業だけではなく、ある技術を身に付けて稼いでいた職業をやめてしまうことも表します。
「廃業」の言葉の使い方
「廃業」は名詞として「廃業する・した」「自主廃業」などと使われます。
「廃」は「すた(れる)」とも読み「おとろえてだめになる」「不用のものとしてやめにする」という意味、「業」は「生活のために行う仕事」という意味、「廃業」で「生活のために行う仕事を不用のものとしてやめること」になります。
「閉業」と「廃業」の違い
「閉業」は「商売自体をやめること」「その日の営業は終わりになり、翌日以降に再開すること」です。
「廃業」は「生活のために行う仕事を不用のものとしてやめること」です。
「閉業」の例文
「閉業」の例文は以下の通りです。
・『近所の工務店が閉業する』
・『本日は午後より閉業いたします』
「廃業」の例文
「廃業」の例文は以下の通りです。
・『感染症で飲食店が廃業に追いやられる』
・『医師を廃業する』
まとめ
今回は「閉業」と「廃業」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。