「皮肉」と「シニカル」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「皮肉」と「シニカル」の違いとは?違い

この記事では、「皮肉」「シニカル」の違いを分かりやすく説明していきます。

「皮肉」とは?

皮肉は、ひにくと読むのが正解な言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、かわやうわべ等の意味を持っている皮の漢字に、動物の皮下で骨を包む柔らかな組織といった意味を有する肉の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ皮肉は、遠回しな形で意地悪く相手を非難する事を表すのです。

相手がダメージになる様な事柄をそれとなしに発言する事を、皮肉を言うという形でこの言葉を使って表現したりします。


「シニカル」とは?

シニカルは、cynicalとも表記可能な言葉です。

そもそも英語のcynicalを、カタカナに変換して日本語に変化させたのが、このシニカルの言葉だったりします。

以上の事からシニカルは英語と同様に、皮肉な態度を取る様子とか、冷笑的といった意味を示すのです。

敢えて冷淡な態度を取ったり、憎まれ口を叩く様な人を、シニカルな人という風に表現したりします。


「皮肉」と「シニカル」の違い

皮肉とシニカルの文字表記を並べて比較してみると、使用している文字も読み方も全然違う言葉同士であると即座に気付けるものです。

所がどちらも、嫌味な振る舞いをする様な人を表現する言葉であるため、所有する意味合いはかなり似ています。

そのため類語の関係にありますが、使われ方にはやや違いも見られるので、そこを把握すれば上手に使い分けが可能です。

まず皮肉は、遠回しに嫌味たらしく相手を非難する、という意味で使われる事が多くなっています。

一方のシニカルは、敢えて嫌味な態度を取ってしまう人に対して用いられる事が多いです。

まとめ

2つの言葉は、使用している文字も読み方もまるで似てはいません。

ですがどちらも、嫌味な振る舞いをする人を指し示す言葉として使用されており、表現する意味合いは同じだったりします。

ただし使用の仕方には相違点もあり、皮肉は意地悪く遠回しに相手を非難する、という意味で使われているのです。

対するシニカルは主に、敢えてひねくれた態度とか発言をする人を表現する言葉として、用いられています。

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