新幹線、ブルートレインと並ぶ特急の雄あずさと後発運行のかいじを解説!
この記事では、「特急あずさ」と「特急かいじ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「特急あずさ」とは?
1970年代後半に「あずさ2号」が大ヒット、また1990年代にはリバイバルブームにより同曲を歌っていた狩人がブレイクした事により、日本における特急で最も知名度のある列車だと言って過言ではありません。
東京都・新宿駅と長野県・松本駅間を中央本線〜篠ノ井線経由で運行する特急です。
1966年の運航開始から現役を続けるロングライフな運航便だと言っていいでしょう。
前述した大ヒット時代はエル特急の時期でもあり、ブルートレインなどと同様に絵入りのトレインマークが採用。
ブルートレイン・エル特急ブームの一役を担うとともに現在まで廃止になっていない貴重な存在です。
「特急かいじ」とは?
JR東日本が運行する列車で国鉄時代には急行や準急、別名アルプスとして運行されていた時代もありました。
1980年代末に「特急あずさ」から独立。
東京都東京駅・新宿駅と山梨県甲府駅・竜王駅間を中央本線経由する「特急かいじ」として誕生現在に至ります。
「特急あずさ」と「特急かいじ」の違い
「特急あずさ」と「特急かいじ」の違いを、分かりやすく解説します。
前者の運行路線の一部を分離独立させたのが後者だと言えるでしょう。
それ以外の違いはほとんどありません。
基本的に全てE353系列車を使用しているために外見の違いもほとんどないと言っていいでしょう。
首都圏から富士山や富士急ハイランドへの行楽地へ向かう際への「富士回遊」との併結も同様。
違う点は終点までの駅数は当然後者の方が少ないもの、同一区間では多くなるため所要時間もかかるのが大きな違いだと言えるでしょう。
全国的な知名度は言わずもがな、歴史が古く、エル特急時代にはブルートレインとともに特急ブームを牽引していた「特急あずさ」に「特急かいじ」は遥かにおよびません。
まとめ
「特急あずさ」は1966年の運行開始以来、都心と甲信地域ひいてはその先の信越地域を結ぶ列車として圧倒的な知名度と人気を誇ります。
「特急かいじ」は特急としての成立は遅く「特急あずさ」の甲府発着便を分離独立させたのが始まりです。
基本的には運行区域と重複区間の停車駅と所要時間が違うだけだと言っていいでしょう。