この記事では、「手話検定」と「手話技能検定」の違いを分かりやすく説明していきます。
「手話検定」とは?
社会福祉法人全国手話研修センターが主催している検定試験で、正式には全国手話検定試験といいます。
2006年度から実施されており、5級から1級までの6つの級があります。
試験は年に1回開催されており、会場試験とインターネット試験のうちからどちらかを選ぶことができます。
面接する人と手話で会話をすることにより、手話のスキルを評価したり認定したりする試験になります。
最も簡単なレベルが5級で、自己紹介を話題に手話で会話できる程度の内容となっています。
「手話技能検定」とは?
手話技能検定とは、NPO法人手話技能検定協会が実施している検定試験のことをいいます。
7級から1級までの9つのレベルがあり、1級と2級は実技試験があります。
準1級から7級までは筆記試験になります。
受験資格などはなく誰でも受験することができますが、1級の試験を受けるには準1級に合格している必要があります。
準1級も2級の合格者でないと受験できませんし、2級も準2級の合格者でないと受験できないようになっています。
「手話検定」と「手話技能検定」の違い
手話検定も手話技能検定も手話のスキルを認定する試験ですが、主催者が異なります。
手話検定は社会福祉法人全国手話研修センターが主催していますが、手話技能検定はNPO法人手話技能検定協会が主催しています。
試験の難易度は手話技能検定の方が高いとされます。
また、手話技能検定のことを手話検定と呼ぶこともあり、その場合には手話検定と手話技能検定は全く同じものです。
社会福祉法人全国手話研修センターが主催する手話検定は全国手話検定試験というので、「全国」をつけて「全国手話検定」と呼ばれたりもします。
まとめ
手話検定は社会福祉法人全国手話研修センターが主催する全国手話検定試験のことで、手話技能検定はNPO法人手話技能検定協会が実施している検定試験です。