息の長いロングセラーが多いボンドと廉価版が普及しつつあるグルーガンその違いについて解説!
この記事では、「ボンド」と「グルーガン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ボンド」とは?
粘度のある接着剤を「ボンド」は指します。
『コニシ』社が販売している黄色の容器でお馴染みの木工用やどこの家庭にもまず1本はあると思われる速乾性ボンドG17、またパテと同様に2液混合させて強力な効力を発揮するエポキシ系ボンドなど接着する素材や場所に合わせて様々な商品が販売されています。
その一方で前述した『コニシ』社や『セメダイン』社の製品の様に発売開始から半世紀以上経過したロングセラー品が多いのも特徴だと言っていいでしょう。
「グルーガン」とは?
近年100円ショップでも簡単に入手できる様になったのが驚きとも言えるでしょう。
グルーは英語でのりを意味し、名称通りにガン型の射出機で接着剤を打ち出していきます。
接着剤はいわゆるホットメルトタイプで棒状のプラスチック剤薬を差し込んで機械内で溶かし射出していきます。
プラモデルの組み立てで使われるドープセメントの様に接着面を溶かす事もないためホビー用品や日用家具の仮組立に適していると言えるでしょう。
「ボンド」と「グルーガン」の違い
「ボンド」と「グルーガン」の違いを、分かりやすく解説します。
容器から出して塗った段階で既に硬化、粘着力を発現し始めるのが「ボンド」だと言っていいでしょう。
「グルーガン」に使用される薬剤の樹脂プラスチック剤は熱を加えなければ固形のままです。
溶かして冷える、温度変化により再硬化を始めるのが大きな違いだと言っていいでしょう。
また「ボンド」は用途により様々な特化形態が取られています。
「アロンアルフア」に代表される様な瞬間接着剤や速乾性にとんだもの、硬化剤と混ぜて使う事でより強力な接着力を発揮するものまで千差万別だと言えるでしょう。
「グルーガン」は手軽に使える一方で接着力には不安が残ります。
別々の部品を「グルーガン」の樹脂プラスチックによって固着、繋ぎ止めているのが正しい表現かもしれません。
まとめ
前者は接着面に塗布して時間が経過後に硬化して接着します。
製品によってはセメダインの様に接着面を溶かす事でより強固な接着力を発揮するものもありますし、多種多様だと言えるでしょう。
一方で後者は熱で溶かした樹脂プラスチックが冷えて固まる時の固着性を利用したものです。
「ボンド」と比較すると「グルーガン」の接着力は劣ると言わざるを得ません。