「でもだって」と「どうせ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「でもだって」と「どうせ」の違いとは?違い

この記事では、「でもだって」「どうせ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「でもだって」とは?

自分の言い分や行動を正当化したり、相手の意見や提案を拒否したりするときに使われます。

例えば、「でもだって、私は一生懸命勉強したんだよ」「でもだって、あの人は私に嫌なことを言ったんだもん」などです。

この言葉には、自分の立場や感情を強く主張するニュアンスがありますが、同時に、自分の非や責任を認めたくない、相手の視点や考え方を理解しようとしない、という否定的な印象も与えます。


「どうせ」とは?

自分や他人の状況や結果に対して、あきらめや諦観、皮肉や嘲笑、あるいは期待や希望を表すときに使われます。

例えば、「どうせ頑張っても無駄だろう」「どうせ私はみんなに嫌われていますよ」「どうせ彼女の病気は治らない」「どうせなら最高のものを買おう」「どうせなら楽しく生きたい」などです。

この言葉には、自分や他人の能力や運命に対して、現実的な判断や評価するニュアンスがありますが、同時に、自分や他人の可能性や変化を否定したり、自分や他人の感情や努力を軽視したり、自分や他人の幸せや成功を羨んだり、という消極的な態度も含まれます。


「でもだって」と「どうせ」の違い

「でもだって」「どうせ」の違いを、分かりやすく解説します。

「でもだって」「どうせ」は、日本語の文法において、似ているようで違う意味を持つ言葉です。

一般的に、「でもだって」は、自分の意見や行動を正当化するために使われる言葉で、相手の言葉に反論するニュアンスがあります。

その一方で、「どうせ」は、自分や他人の状況に対して、あきらめや諦観の気持ちを表す言葉で、何をしても変わらないという否定的な態度を示します。

「でもだって」の例文

・『でもだって、彼は私に嘘をついたので信用できない』
・『でもだって、今日は休みなんだよ』

「どうせ」の例文

・『どうせ、私はこの試験に受からないよ』
・『どうせ、この世界は不公平だよ』

まとめ

「でもだって」「どうせ」は、どちらも否定的な気持ちや態度を表す副詞ですが、使い方やニュアンスには違いがあります。

「でもだって」は、自分の言い分や主張を正当化するために、相手の言葉に対して反論するときに使います。

その一方で、「どうせ」は、自分の努力や行動が無駄だと思って、あきらめや諦観の気持ちを表すときに使います。

それぞれ、正しく使えるようにしましょう。

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