日産のレジェンドカー、その違いとは?
この記事では、「ケンメリ」と「ハコスカ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ケンメリ」とは?
懐かCMでは必ず取り上げられるのが「愛のスカイライン」をキャッチコピーにした四代目スカイラインだと言っていいでしょう。
CMのケンとメリーの物語は一世風靡。
レコードが40万枚売れるほどの社会現象となりました。
歴代のスカイラインでもNo. 1の売り上げを誇ります。
人気は現在でも高くトミカ、チョロQ、ラジコン、プラモデルなどで販売されている車種です。
車種の型番はC110。
1972年9月?1977年8月まで販売され73万台が製造されました。
「ハコスカ」とは?
『日産自動車』と『プリンス自動車工業株式会社』が合併して、最初のスカイラインが「ハコスカ」ことC10型スカイラインです。
当初は「ハコスカ」なる愛称は存在しませんでしたが、後継車であるC110型が「ケンメリ」の愛称がつけられた事で区別するために自然に呼ばれる様になりました。
1968年8月から1972年9月まで販売。
30万8502台を生産しています。
「愛のスカイライン」は後継車種の「ケンメリ」のイメージが強いもの、実のところ本車種からのキャッチコピーでした。
「ケンメリ」と「ハコスカ」の違い
「ケンメリ」と「ハコスカ」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は日産自動車に置いて2代目かつ4代目、後者は初代かつ3代目のスカイラインと言っていいでしょう。
バリエーションは「ハコスカ」の方が多いもの人気は圧倒的に「ケンメリ」で生産台数も如実に現れていると言えるでしょう。
またスカイラインの代表的丸目のテールランプが搭載されたのも「ケンメリ」からであり、スカイラインブランドの方向性を決定づけたと言えます。
一方でスカイラインの代名詞の1つである「GT-R」を初めて世に送り出したのは「ハコスカ」でした。
まとめ
『日産自動車』体制初のスカイラインが「ハコスカ」であり、代名詞である「GT-R」も同車種からの登場になります。
「ケンメリ」は『日産自動車』体制2代目かつ4代目スカイラインです。
ご存知の通り1975年には昭和50年排出ガス規制が施行されており、難しい時代を過ごした車種とも言えます。
それでありながら通算73万台製造と歴代のスカイラインでは最高の製造台数を誇る人気車種でした。
CMが一世風靡し「ケンメリ」の愛称がついた事で「ハコスカ」が差別化のために愛称がつけられました。
つまり前者のヒットがなければ後者の愛称は生まれていないと言っていいでしょう。