この記事では、「なつめ」と「デーツ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「なつめ」とは?
「なつめ(棗)」とは、クロウメモドキ科ナツメ属に分類されている落葉低木や小高木のことを表しています。
「なつめ」は寒さ、暑さ、乾燥に強い植物です。
「なつめ」の樹高は3m〜10mくらいあります。
「なつめ」の葉は互生の単葉で、卵形や楕円形をしています。
縁は鋸歯で、表面には光沢があります。
「なつめ」の開花時期は5月〜7月頃、集散花序で5弁花の薄緑色や黄色い小花が咲きます。
果実は8月〜10月頃になり、暗赤色に熟します。
核果で球形や長楕円形をしています。
果実の中に種子が一つ入っています。
そして、果実は食用や薬用に用いられています。
また、「なつめ」は庭木や街路樹として植えられています。
「なつめ」の別称には、「大棗」、「紅棗」などがあります。
「なつめ」の英語表記は「Chinese jujube」、「jujube」、「red date」などになります。
「デーツ」とは?
「デーツ」とは、ヤシ科ナツメヤシ属に属している常緑高木である「ナツメヤシ(棗椰子)」の果実のことを意味しています。
「デーツ」は熟すと赤色から黄色になり、乾燥させると濃褐色になります。
中に種子が一つ入っています。
「デーツ」は加工して、保存食やソースなどに利用されています。
「デーツ」は英語で「date」などと表記します。
「なつめ」と「デーツ」の違い
「なつめ」と「デーツ」の違いを、分かりやすく解説します。
「なつめ」はクロウメモドキ科ナツメ属の植物ですが、「デーツ」はヤシ科ナツメヤシ属の「ナツメヤシ」の果実のことを指しています。
「なつめ」と「デーツ」にはこのような違いが見られます。
まとめ
今回は「なつめ」と「デーツ」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「なつめ」と「デーツ」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。