この記事では、「着火源」と「発火源」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「着火源」とは?
着火剤やマッチを近づければ引火する可燃物が高温となる部分を「着火源」【ちゃっかげん】といいます。
静電気放電や摩擦といったちょっとの動作によって火がつき、しだいに炎が大きくなり、燃え上がるといった現象を指すのです。
このような現象が起こる原因には太陽光であれば一箇所に長時間光が当たると布やビニールといったものが燃えて、酸素によってさらに炎が燃え広がっていきます。
衝撃を受けたときに起こる火花といった火気といった熱源以外にも様々な「着火源」があるわけです。
「発火源」とは?
火が発生する源となる「発火源」【はっかげん】は、燃焼反応を起こす高温になった電化製品が熱を持ち、発火します。
または、暖房器具の電源を故意につけたので火が出たり、紙や物を近づけて火を放つといった3つの原因が引き金になって火災になるのです。
人為的か、正常ではない事態を指します。
一旦燃え出すとその威力を維持して、可燃性予混合気として与えては力になります。
火災の現場では火源を特定し、「発火源」の経過を調べるため「着火源」と結びつけていくのです。
主に、配線器具や電化製品といった物体が「発火源」になります。
「着火源」と「発火源」の違い
「着火源」と「発火源」の違いを、分かりやすく解説します。
静電気が発生したり、物が擦れて摩擦が起きるといった現象により、最初はとても小さな高温である熱を「着火源」といいます。
裸火、衝撃といった種類があり、人が手を加えていない場所でも急に発生するところが防ぎようがありません。
ガスが充満していれば人の衣服や手から発生する静電気によって「着火源」になり、大きな爆発を引き起こす要因となります。
もう一方の「発火源」は、出火原因ともなり、こんろや煙草、無塩ガスロースタといった熱を帯びた物から火が出て、衣類が付いて燃える、近接するといった要因が加わって火が点くのです。
まとめ
意味が似ている言葉ではありますが、火元となる源に違いがあります。
どう異なるか専門サイトや動画などで調べて、学ぶといいでしょう。