この記事では、「塩うに」と「生うに」の違いを分かりやすく説明していきます。
「塩うに」とは?
塩うには、しおうにと読むべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、しおやしょっぱい物質等の意味を持っている塩の漢字に、棘皮動物の1種という意味を有しているうにの文字を加える事で誕生した言葉となっています。
以上の事から塩うには、塩に漬けた状態のうにを示すのです。
つまりは、うにに塩を振って水分を飛ばして熟成させた物が塩うにですが、この様な処理を行う事で保存期間を延ばすという利点を得る事が出来ます。
「生うに」とは?
生うには、なまうにと読むのが正解な言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、食物を煮たり焼いたり、殺菌処理等をしていない事といった意味の生の漢字に、棘皮動物門に分類される生物という意味があるうにの文字を組み合わせる事で成立した言葉となっています。
故に生うには、水揚げ後に最低限の加工しか施されていないうにを表すのです。
そんな生うには、余計な味付けがされていないため、うに本来の旨味を楽しむ事が可能です。
「塩うに」と「生うに」の違い
塩うにと生うにの文字表記を並べて見比べを行ってみると、即座に最初の漢字が塩と生という違いがある事に気付けます。
所が後に続くのは同じ、うにの文字であり、文字通りどちらもうにの状態を表現した言葉です。
とはいえ違いがあり、塩うには塩に漬け込まれたうにを示します。
もう一方の生うには、余計な加工はしていない生の状態のうにを表すのです。
まとめ
2つの言葉は共通する文字が指し示す様に、共にうにの状態を表現する言葉となっています。
ちなみに塩うには、水揚げされたうにに塩をかけて加工する事で、保存期間を延ばしたうにに対して用いられる言葉です。
対する生うにの方は、水揚げ後に余計な加工はしておらず生のままであるため、本来のうにの旨味を楽しめる物に対して使われる言葉となっています。