この記事では、「味噌汁」と「味噌ラーメン」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「味噌汁」とは?
ご飯と一緒に出される「味噌汁」【みそしる】は、鰹節やうるめ、煮干、昆布のどれかでダシをとります。
魚の旨味を引き出して作る汁にほうれん草や小松菜、キャベツ、葱といった野菜を入れて軽く煮立たせ、味噌を入れてかき混ぜて作る方法が一般的です。
野菜と一緒に豆腐や若布【わかめ】、油揚げ、納豆を出す食材を入れる場合もあります。
元々は味噌を溶かした汁として、大豆が大量に収穫できた江戸時代に、庶民の間で頻繁に食べられるようになった料理なのです。
「味噌ラーメン」とは?
スープのダシに使用する食材は、豚骨を使うのが一般的である「味噌ラーメン」【みそラーメン】には、調味料として醤油やすり胡麻を入れています。
たっぷりの味噌でコクを出し、ニンニクや生姜で豚骨の臭みを消し、食欲をそそる深みも加えるわけです。
この料理が国内に広まったのは、北海道の札幌で店を経営していた味の三平が1961年に客へ出した後、1965年に物産展で実演販売したことが今でも食べられるきっかけとなりました。
日本人が好む味噌を加えて、さらに深みを出す豚骨を入れて濃厚なダシをとったラーメンはコラーゲンもとれる麺料理として愛されたのです。
「味噌汁」と「味噌ラーメン」の違い
「味噌汁」と「味噌ラーメン」の違いを、分かりやすく解説します。
だしの旨味がしっかり出て、味噌で味を調えた汁を「味噌汁」といいます。
ダシには煮干や鰹節といった魚が使われていて、その日の体調や気分で野菜や大豆からできた加工食品、海藻といった食材を選んで組み合わせて作る日本料理を指すのです。
もう一方の「味噌ラーメン」はダシに豚骨や味噌で味を整えて、日本人が食べやすくした麺料理を指します。
とうもろこしやキャベツを彩りに盛り付けたり、乳製品がとれる地ならではの考案により、バターで深みを出すといった味が評判となりました。
「味噌汁」と違うところは、スープ全体を覆うように膜が張り、スープの温度が下がらないよう工夫してあります。
スープの作り方が独特であり、肉を中華鍋に入れて火を通し、野菜と炒めてから味噌とダシ入れて味を作り出す料理です。
まとめ
味噌を使った料理にも様々なものがあり、ダシや入れる食材、味などに違いがあります。
店に行って味比べしたり、動画で作り方を学んで知識を得てみましょう。