「本殿」と「本堂」の違いとは?分かりやすく解釈

「本殿」と「本堂」の違いとは?違い

この記事では、「本殿」「本堂」の違いを分かりやすく説明していきます。

「本殿」とは?

「本殿」とは神社における神様がいらっしゃる場所です。

神社にも事務所にあたる場所や物置にあたる場所など様々な場所や部屋がありますが、その神社で祀っている御神体が安置するための建物や部屋が本殿となります。

神様を祀るための施設である神社の中核であり存在意義でもある場所と言えるでしょう。

神社にとって一番重要な場所なので本殿は神社の奥まった場所に設けられており、誰でもお参りできる神社でも本殿を見ることができる神社はほぼありません。


「本堂」とは?

「本堂」とはお寺の御本尊を安置するための場所です。

お寺は仏教の中でも何らかの宗派の信仰に基づいて建てられていますが、その宗派として信仰対象となるようなそのお寺の中でも重要な物が安置されています。

お寺にとっての本殿であり神道の建物である本殿の仏教版とも言えるでしょう。

仏像が安置されていることが多いですが必ずしも仏像とは限らず、その宗派の教えが書かれた経典やお釈迦様の遺骨を安置するための仏塔が御本尊ということもあります。


「本殿」と「本堂」の違い

「本殿」「本堂」の違いを、分かりやすく解説します。

その神社が祀っている神様の象徴である御神体を安置するために作られた場所が「本殿」で、寺院でそのお寺の信仰対象となる御本尊を安置する場所が「本堂」です。

どちらも信仰対象を祀るための場所であり、神道の施設である神社なら「本殿」で仏教の施設である寺院なら「本堂」と呼び方が分かれています。

まとめ

日本では神道も仏教も身近すぎて区別できていないこともしばしばありますが本殿と本堂の関係もその一つであり、神社で御神体がある場所が「本殿」でお寺で仏像などがある場所が「本堂」になります。

どちらも神社やお寺の一番大事なものを祀る場所で、その神道版が「本殿」で仏教版が「本堂」と覚えておきましょう。

違い
違い比較辞典