「ドローイング」と「クロッキー」の違いとは?分かりやすく解釈

「ドローイング」と「クロッキー」の違いとは?違い

この記事では、「ドローイング」「クロッキー」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ドローイング」とは?

「ドローイング」とは線を引いて絵を描くことです。

絵を描くと言うと輪郭線を描いてそこに色を塗り分けてという物が多いですが、ドローイングでは単色で線を引くだけで絵を描き上げます。

手間がかからないので簡単なお絵かきとして行われることもあれば、限られた表現方法でどれだけの描写ができるか、短時間でどれだけの品質の絵が描けるかなどの腕試しとして行われることも多いです。

描く時間を制限することで修正しにくく苦手な部分が見えやすいこと、苦手な部分を意識しつつ数をこなしやすいなど練習としても多用されます。


「クロッキー」とは?

「クロッキー」とは短時間で絵を描くことです。

絵を描く時間の制限は数分程度で長くても十数分程度の短時間に制限されます。

短時間で絵を描くことから基本的に線画だけで終わりますが、線で絵を書くことが目的というわけではなく短時間で特徴を掴む観察眼を養うのが主な目的です。

掛けられる時間が長ければ服の皺など細部まで目を向けられますが、短時間だとそうもいかないので絵を描く上での情報の取捨選択もできるようになります。


「ドローイング」と「クロッキー」の違い

「ドローイング」「クロッキー」の違いを、分かりやすく解説します。

線を引くだけで絵を描く手法が「ドローイング」で、短時間で絵を描くことが「クロッキー」です。

「ドローイング」は線で絵を描くことが重要なので特に時間に制限がなくても問題ありません。

しかし「クロッキー」は短い時間制限によって瞬間的に特徴を掴み、短時間でそれをアウトプットする練習なので時間制限は必須です。

まとめ

「ドローイング」「クロッキー」は何のために線で絵を描いているかの違いと言っていいでしょう。

「ドローイング」は線で絵を描くために線で絵を描いていますが、「クロッキー」の絵で線以外の工程が含まれていないのは時間の都合で結果的にそれ以外の工程を省いただけです。

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