世界史の必須知識、人類の繁栄史と言える海域!この記事では、「地中海」と「エーゲ海」の違いを分かりやすく説明していきます。
「地中海」とは?
古くから地中海商業圏を形成し、北アフリカ、中東、南欧は往来が盛んだった事で知られています。
地理的には西はジブラルタル海峡、東はボスポラス海峡までを指します。
「エーゲ海」をはじめ、イタリアを囲む「アドリア海」をはじめとした4つの海域など計8海域から構成され、国際水路機関で定義を受けています。
古代から人類の文明が栄えた地域ですが、約1万7000種の海洋生物が棲息する生物学的に多様性のある海域としても有名。
それだけに近年報道されている海水の高温化、水質の酸性化による生物の絶滅などが深刻であり懸念されています。
「エーゲ海」とは?
古代史はもとより、タイムトリップ系の小説や漫画でも度々取り上げられるクレタ島を中心としたエーゲ文明はあまりに有名だと言えるでしょう。
青銅器や金の金属などが使われていたなど高度な文明があった事で知られています。
海域区分としては国際水路機関では「地中海」の下位の8海域の1つとして定義されました。
多島海と言われるほどの大小多数の島が存在し、その数は2500にも上るほどになります。
それゆえ「エーゲ海」に伝説の超大国アトランティスがあったとされ、サントリーニ島はその名残とも言われるほどです。
「地中海」と「エーゲ海」の違い
「地中海」と「エーゲ海」の違いを、分かりやすく解説します。
「地中海」は西はイベリア半島のジブラルタル海峡、東はトルコのボスポラス海峡までの広域を指します。
海域の定義でいうのならば地中海を構成する8つの海域の1つにしか「エーゲ海」は過ぎません。
「エーゲ海」には2500もの島が存在しているがゆえに下位海域については「地中海」以上。
多くの海域から構成されていると言っていいでしょう。
まとめ
「地中海」は北アフリカ、南欧、中東沿岸を含む広大な海域。
具体的には西のジブラルタル海峡から東のボスポラス海峡までを指しており、8つの海域から構成されていると言っていいでしょう。
「エーゲ海」はアドリア海やイオニア海とともに「地中海」を構成する1つの海域にしかすぎません。