「一望」と「眺望」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「一望」と「眺望」の違いとは?違い

この記事では、「一望」「眺望」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「一望」とは?

広範囲の景色を楽しむことを「一望」【いちぼう】といいます。

眼下に広がる大きな街を一目で見渡せる場所に行き、調和のとれた景色を思い切り楽しむのです。

「一望」するために山の頂上や城といった高い場所に自らが行って楽しみます。

使い方としては、「城下町を一望する」といって、天下を取ったような気分で城から眼下に広がる美しい町並みを楽しむのです。


「眺望」とは?

今いる場所からかなり離れた山にまで広がる景色を「眺望」【ちょうぼう】といいます。

雄大な山々や、どこまでも広がる青い海を楽しむのです。

使い方としては、「眺望の良い土地を買う」というように、景色が良い場所を選んで建物を建てて、毎日の生活を優雅に楽しみます。

海や山だけではなく、大きな湖が見渡したり、高台から広い空と美しい田園風景を楽しむといった状況を指すわけです。


「一望」と「眺望」の違い

ここでは「一望」「眺望」の違いを、分かりやすく解説します。

名詞として使う「一望」は、眼下に広がる景色を眺める行為を指す言葉です。

山の景色を眺めるというよりも、広い城下町や街の光景を一目で見渡すという行為を指します。

もう一方の「眺望」は遠くの山々の景色まで眺めるという意味で使われている言葉です。

街の景色ばかりではなく、遠くの自然も交えて楽しむといった場面で使います。

「一望」の例文

・『区画整理された都市の街を一望できる展望台が人気だ』
・『江戸時代の街並みが一望できる城跡に行って来た』

「眺望」の例文

・『海の眺望を楽しむため、視界を遮る木の枝を切った』
・『3階建ての屋上からは遠くの山脈まで見える展望が見ものだ』

まとめ

「望」を使った言葉を2つ取り上げましたが、どのような景色が対象になるか調べてみるのもまた比較する上でいい学習方法になるでしょう。

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