「原子量」と「分子量」の違いとは?分かりやすく解釈

「原子量」と「分子量」の違いとは?違い

この記事では、「原子量」「分子量」の違いを分かりやすく説明していきます。

「原子量(げんしりょう)」とは?

「原子量」とは、「一定の基準によって定められた原子の質量」のことであり、「相対原子質量(そうたいげんししつりょう)」とも呼ばれています。

単位は「原子質量単位=amu」です。

「原子」は物質の基本的な構成単位になります。

その大きさはおよそ1億分の1cmとされ、最も小さい微粒子とされています。


「原子量」の使い方

「原子量」は名詞として使われています。


「分子量(ぶんしりょう)」とは?

「分子量」とは、「分子の質量の相対的な値」のことであり、「相対分子質量(そうたいぶんししつりょう)」とも呼ばれています。

「分子量」は分子を構成する原子の原子量の総和に等しいとされています。

単位は「分子量=g/mol」です。

「分子」は原子の結合体のことであり、最も小さい構成単位とされています。

「分子量」の使い方

「分子量」は名詞として使われています。

「原子量」と「分子量」の違い

「原子量」「分子量」の違いを大まかに説明すると、「原子量」「1つの原子の質量」のことを意味します。

そして、「分子量」「複数の原子から構成される分子の質量」のことを指します。

「原子量」の例文

・『原子量の基準はずっと一定だったわけではなく、歴史とともに変遷してきた』
・『原子量についての解説動画を講義で閲覧した』
・『原子量は同体位の相対質量×存在比で求めることができる』

「分子量」の例文

・『分子量は純物質の粘性や沸点、希薄溶液の凝固点降下や沸点上昇など多くの影響を与える』
・『テストに備えて、分子量に関する問題を復習することにした』
・『分子量は含まれている原子の原子量を足すことで求めることができる』

まとめ

「原子量」「1つの原子の質量」「分子量」「複数の原子から構成される分子の質量」を意味し、それぞれ別の定義を持つ言葉ということでした。

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