近年「デンタルフロス」「デンタルクリニック」という言葉がよく見られるようになってきました。
英語でも“dental”は歯に関する単語です。
ですが、歯に関する単語には“tooth”もあります。
一体どのように使い分けたら良いのでしょうか。
この記事では、“tooth”と“dental”の違いを分かりやすく説明していきます。
「tooth」とは?
「歯」そのものを表す名詞です。
生き物の歯だけでなく、のこぎりの歯などにも使うことができます。
歯は1本ずつ数えることができるので、可算名詞扱いになります。
ただ、気をつけなければならないのは、2本以上の歯を指す場合です。
“toothes”とは言わず、“teeth”と不規則に変化するので間違えないようにしましょう。
歯全体、もしくは数本を指すときは“teeth”を使うので、割合としては“teeth”を使うことの方が多くなります。
「tooth」の使い方
A. I have a toothache. (私は歯が痛い)
B. Brush your teeth. (歯を磨きなさい)
A. 「headache(頭痛)」のように「ache(痛み)」が付いて「toothache(歯痛)」となっています。
B. が複数形となる例で、1本ずつのことではなく「歯」を指すときに使います。
「dental」とは?
こちらは「歯の、歯科の」という意味の形容詞です。
日本語の「デンタル」と使い方はほとんど同じです。
また、似た単語の“dentist”は「歯医者」を指すので合わせて覚えておくと良いでしょう。
「dental」の使い方
A. I received a dental treatment. (私は歯の治療を受けた)
B. She is a dental hygienist. (彼女は歯科衛生士だ)
A. B. 共に「dental+名詞」で「歯の?」という形を取っています。
ややこしい使い方はしない単語なので、基本をしっかりと覚えておいてください。
「tooth」と「dental」の違い
「tooth(teeth)」は歯そのもののことを言いたいとき、例えば「歯が痛い」「歯が欠けた」と言うときに使います。
一方で“dental”を使うのは、歯に関する何かについて伝えるときです。
「歯の治療」「歯の矯正」などいろいろなパターンがあります。
どちらも歯に関係する単語ですが、使い方は異なるので混同しないようにしましょう。
まとめ
今回は歯にまつわる2つの単語、“tooth”と“dental”の違いを考察しました。
「歯」を指す名詞が“tooth”、「歯の〜」と言うときに使う形容詞が“dental”です。
また、“tooth”は複数形が“teeth”になるところも忘れてはいけないポイントです。
歯に関する話題は、会話の中でも比較的よく上がります。
“tooth”と“dental”を上手く使い分けて、スムーズな会話ができるようにしていきましょう。