この記事では、“theatre”と“theater”の違いを分かりやすく説明していきます。
「theatre」とは?
“theatre”には4つの意味があります。
1つめは劇場です。
映画を観るときには、映画を上映している施設に行きます。
舞台を観るときには、演技を行っている施設に行きます。
これらの建物のことを劇場といいます。
映画・舞台・舞踊などを客にみせるための建物です。
2つめは、劇場に似た施設です。
古代、演劇は屋外のすり鉢状の場所で行われてることがあったようです。
劇場に似た施設とは、自然のすり鉢状の地形、段丘のことを指しています。
3つめは、演劇です。
俳優などが役を演じて客にみせることをいいます。
たとえば、舞台で男性が女性に告白をしていたとします。
これは、男性が本当に女性を好きになったのではなく、女性を好きになる役なので女性を好きになったような身振りをしています。
これが演技で、観客を前に演技を行うことを演劇といいます。
4つめは、闘争の舞台です。
戦場、戦域という意味になります。
壇ノ浦の戦いは1185年4月25日に当時長門国赤間関壇ノ浦と呼ばれていた場所で行われた戦いです。
壇ノ浦の戦いでいうと、戦場は長門国赤間関壇ノ浦になります。
「theatre」の使い方
劇場、劇場で行われる演技、劇場に似た施設の意味で使用をします。
劇場には映画をみせる建物の意味がありますが、英語で映画館を指すとき、“movie theater”となります。
英国では映画館は“cinema”といいます。
劇場、劇場に似た施設、闘争の舞台の意味では数えられる名詞になります。
演劇は数えられません。
「theater」とは?
“theater”には4つの意味があります。
1つめは劇場です。
映画、演劇、舞踊などを観客にみせる建物を指しています。
2つめは、劇場に似た形の施設です。
自然の段丘やすり鉢状の地形を指しています。
3つめは演劇です。
観客の目の前で俳優などが演技をすることを意味しています。
4つめは、闘争の舞台です。
「theater」の使い方
劇場やそれに似た形の施設、劇場で演じられるものなどを指して使用します。
劇場、劇場に似た形の施設、闘争の舞台の意味では数えられる名詞、演劇は数えられない名詞になります。
「theatre」と「theater」の違い
2つの言葉は同じことを指しています。
違いは最後に“r”がついているか、いないかです。
つづりに違いがありますが、意味は同じです。
“theatre”は英国で使われる綴りになります。
音節は「the 〜 a 〜 ter」でこの点にも違いはありません。
まとめ
2つの言場は同じ意味を持っています。
違いは綴りです。
最後に“r”がついていない“theatre”は英国で使われている綴りになります。
日本語にすると同じ言葉でも、米国と英国では表現の仕方が違ったり、綴りが違ったりします。