フランス発祥とアメリカ発祥の違い?
 この記事では、「クロックマダム」と「エッグベネディクト」の違いを分かりやすく説明していきます。
「クロックマダム」とは?
「クロックムッシュ」の派生版であるのはフランス語の“Monsieur”と“Madame”から予想がついた方も多いのではないでしょうか。
 フランス語が刻まれている事からわかるとおりフランスで好まれる軽食です。
 派生形と言うよりも、単純に目玉焼きを乗せた「クロックムッシュ」と言ってもいいかもしれません。
 日本では食パンを使って作られる場合が多いものフランスではバゲットが主流だと言えます。
 目玉焼きを乗せるのは朝食の「ムイエット」に通じるものがあるでしょう。
「エッグベネディクト」とは?
 諸説は幾つかありますが、発祥はほぼアメリカである事は間違いありません。
 近年ではSNS映えする事で日本でもプチブームを起こしました。
 イングリッシュマフィンの上にポーチドエッグとオランデーズソースはほぼ共通。
 あとは好みによって具が変わると言ったところでしょう。
 オーソドックスなものはハムやベーコン、サーモンなどアメリカで好まれる食材が使われます。
 また面白いのは具材とソースの受け軸となるマフィン部分だと言っていいでしょう。
 ヨーロッパ的なイングリッシュマフィンではなく、アメリカナイズしたビスケットや欧米で好まれる野菜であるアンティチョークを使ったものまで多様化しています。
「クロックマダム」と「エッグベネディクト」の違い
「クロックマダム」と「エッグベネディクト」の違いを、分かりやすく解説します。
 前者は名前からわかる通りフランス生まれの軽食として端を発しています。
 クロックムッシュからの派生形であり、サンドイッチに目玉焼きをトッピングして、ベシャメルソースをかけたものです。
 パンは日本では食パンですが、現地ではバゲットが使われます。
「エッグベネディクト」は米国生まれであり、いわゆるオープンサンドイッチだと言っていいでしょう。
 マフィンの上に好みの具を乗せてポーチドエッグ、オランデーズソースをかけたのが基本形。
 具は様々かつマフィンの代わりにビスケットやアンティチョークを土台で使うなど「クロックマダム」よりも自由度が高い料理と言えるでしょう。
まとめ
「クロックマダム」はフランス発祥のサンドイッチに目玉焼きを乗せてベシャメルソースをかけたもの。
 パンはフランスではバゲットが多いですが、日本では食パンで代用する事が多いと言えます。
「エッグベネディクト」はアメリカ発祥、自由度が高く多種多様。
 マフィンベースに好みの具、ポーチドエッグ、オランデーズソースから構成されますが、あくまで基本形になります。
 土台からして野菜のアンティチョークやビスケットをマフィンに使う事があるのが「クロックマダム」との大きな違いでしょう。
 また基本「クロックマダム」はサンドイッチの類。
「エッグベネディクト」はオープンサンドイッチになります。



