「お粗末」と「低質」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「お粗末」と「低質」の違いとは?違い

この記事では、「お粗末」「低質」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「お粗末」とは?

あまりにも作りが悪いと思う物を手にしたとき「お粗末」【おそまつ】といいます。

低級な物に感じるほどの縫い方であったり、質素な作りであるため人に出せる物にならないとき使われている言葉です。

例えば、10万円も渡したというのに出来栄えはまるで3万円程に感じる粗末な部屋に通されたり、100万円の価値もないほど低質な音を奏でる楽器を手にしたときに使います。


「低質」とは?

質があまりにも低すぎて怒りすら覚える状態を「低質」【ていしつ】といいます。

とても店頭に並べて販売できるほどの品質ではないため、捨てるはめになるほど粗悪な物を指すのです。

このようなところから、低級で使えない者を指す言葉としても使われていたり、住む場所の周辺の環境が悪く、子供を育てるには劣悪であると伝えられると感じるときに使われています。


「お粗末」と「低質」の違い

ここでは「お粗末」「低質」の違いを、分かりやすく解説します。

お金をかけた割には酷い出来栄えであったとき「お粗末」といいます。

どこから見ても低級な作りであったり、音も残念で聴いていられない状態であるときに使うのです。

もう一方の「低質」は頭が良くなかったり、素行が悪いといった人に対して使われています。

また、食材の味が美味しくなかった、木造住宅に使われている柱や床などの素材が粗悪な物であるときに使う言葉です。

「お粗末」の例文

・『お粗末な作りであったので、職人に作り直させた』
・『5千万円の家は内装から建てつけまでお粗末な出来だった』

「低質」の例文

・『国を挙げての展示会に、低質な作品を提出されて怒りを覚える』
・『利用価値がない素材丸太を再利用した木工細工が店頭に並ぶ』

まとめ

出来がとても悪い物であるときに使う言葉を取り上げましたが、物や人によって使い分ける必要性があります。

どのように使うか勉強してみるといいでしょう。

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