この記事では、「書き起こし」と「文字起こし」の違いを分かりやすく説明していきます。
「書き起こし」とは?
「書き起こし」は「かきおこし」と読みます。
意味は「録音された音声を聞きながら、文章化する作業のこと」です。
会議・講演会・インタビューなどの音声を、ICレコーダー・スマホ・カセットテープなどに録音しておき、後から聞いて文章にすることです。
その場で書き取ると内容が聞き漏らしたり、聞き違いが生じる可能性があるために、後で前後の内容を理解しながら文章にした方がより正確であるというメリットがあります。
「書き起こし」の言葉の使い方
「書き起こし」は名詞として「書き起こしする・した」「書き起こし作業」などと使われます。
「書き」は動詞「書く」の連用形で「文章を作る」という意味、「起こし」は動詞「起こす」の連用形が名詞化した言葉で「横になっているものを立たせる」「目を覚まさせる」から転じて「今までなかったものを新たに生じさせる」という意味、「書き起こし」で「録音された内容を文章に作り上げること」になります。
下記で紹介する「文字起こし」と同じ意味ですが、「文章を書く」というニュアンスで使われる言葉です。
「文字起こし」とは?
「文字起こし」は「もじおこし」と読みます。
意味は、上記で紹介した「書き起こし」と同じ「録音データを聞き取り、文章化する作業」のことです。
「文字起こし」の言葉の使い方
「文字起こし」は名詞として「文字起こしする・した」「文字起こし副業」などと使われます。
「文字」は「言葉を表記するために社会習慣として用いられる記号」という意味、「起こし」は「今までなかったものを新たに生じさせる」という意味、「文字起こし」で「録音された内容を文字で表すこと」になります。
上記で紹介した「書き起こし」と同じ意味ですが、「文字にする」というニュアンスで使われる言葉です。
「書き起こし」と「文字起こし」の違い
「書き起こし」は「録音された内容を文章に作り上げること、『文字起こし』と同じ意味で使われる」です。
「文字起こし」は「録音された内容を文字で表すこと、『書き起こし』と同じ意味で使われる」です。
まとめ
今回は「書き起こし」と「文字起こし」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。