何かの中心に入っているもののことを「心棒」と言いますが、「芯棒」という言い方も存在します。
この2つの違いはどこにあるのでしょうか。
この記事では、「心棒」と「芯棒」の違いを分かりやすく説明していきます。
「心棒」とは?
「心棒」とは、文字通り「中心にある棒」のことを示す言葉で、通常は細長いものであることが多いものです。
わかりやすい物としては、綿菓子の中心にある割り箸が、文字通り「心棒」になります。
さらに、中心という意味の「心」が、精神的なものであることが多いように、「心の拠り所」というような意味でも使われます。
英語では「core rod」あるいは単に「core」という単語がもっとも近いと思われます。
「芯棒」とは?
「芯棒」とは、文字通り「芯になっている棒」のことを表す言葉です。
帯や襟の中に入っている芯のことを「芯地」と呼ぶように、この言葉は物理的なものを表すことが多いと言えますが、広くは「心棒」と同じシチュエーションでも使われます。
英語では「wick」という単語が、同様に「ろうそくの芯」を表す言葉なので、意味としては同じになります。
「心棒」と「芯棒」の違い
「心棒」と「芯棒」の違いを、分かりやすく解説します。
金2つは、何かの中心にある棒のことを表す言葉ですが、そもそも「何かの中心」という意味の「心」と「芯」は同じ意味なので、「棒」がついてもほぼ同じ意味になるのは間違いありません。
ただ、若干のニュアンスの違いがあるとすれば、「芯」についている「くさかんむり」が果たす役割です。
つまり「芯棒」という場合には「草花の茎」のようなニュアンスが追加されます。
従って、「心棒」よりも「生きているもの」を表現する場合が多いと言えます。
まとめ
この記事では、「心棒」と「芯棒」の違いを、解説してきました。
通常は「こころ」と認識されている「心」という文字が中心であるという考え方は、人間の中心には「こころ」があるということから来ています。
そもそも「中心」という言葉自体に「こころ」が入っていることにも明確に現れています。