この記事では、「座位保持装置」と「車いす」の違いを分かりやすく説明していきます。
「座位保持装置」とは?
「座位保持装置」は「ざいほじそうち」と読みます。
意味は、「福祉器具の種類で、機能障害により座った状態を維持するが困難な人が、座位、またはそれに類した姿勢を保持する機能を有する装置を含むもの」です。
障害の状態に応じて座った姿勢を維持する装置や部品が付いている器具のことです。
「座位保持装置」の言葉の使い方
「座位保持装置」は福祉用語として使われます。
「座位」は「座席の位置や順序」「すわった姿」という意味、「保持」は「ある状態を守り続けること」という意味、「装置」は「ある目的のために、機械・器具などをそなえつけること」という意味、「座位保持装置」で「すわった状態を守り続ける目的の機器」になります。
「車いす」とは?
「車いす」とは、「福祉器具の種類で、身体機能の障害や筋力低下などで歩行が困難な人が、移動するための機能を有する機器」という意味です。
椅子の形状に4つの車輪がついていて、座った状態で移動できる機器を表し、自走式・手動式があります。
「車いす」の言葉の使い方
「車いす」は福祉用語として使われます。
漢字で「車椅子」と書き、「車」は「車輪を回転させて進むようにしたものの総称」という意味、「椅子」は「腰掛けて座るための家具」という意味、「車椅子」で「腰かけてすわった状態で移動できる車輪のついた機器」になります。
「座った状態を維持するための装置や部品」がついていないものに使われます。
「座位保持装置」と「車いす」の違い
「座位保持装置」は「すわった状態を守り続ける目的の機器」です。
「車いす」は「腰かけてすわった状態で移動できる車輪のついた機器」です。
まとめ
今回は「座位保持装置」と「車いす」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。