この記事では、「ポンチョ」と「ケープ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ポンチョ」とは?
頭から被って着られるのが「ポンチョ」で、前部分は後ろと一つに繋がっています。
長方形の布地の中心部に穴が開いているものに頭を通し、肩に掛けるだけの簡単な作りが一般的です。
アームホールがなく、主にアンデス山脈といった寒い土地で作られ、着られていた服でした。
ネイティブアメリカンが着る服としても有名であり、現在はペルーやチリ、エクアドルといった場所では女性が寒さ対策として着るため、お洒落な織り方を加えられています。
着用したとき、ちょうどダイヤモンドに見える柄になっているのも個性的なところです。
普通のケープに比べると着丈が短く、フロントが閉じられるようにデザインされています。
「ケープ」とは?
左右から肩に掛けて前部分を紐で縛るか、フックで留めて繋げて着るのが「ケープ」です。
エレガントで女性らしく羽織れるため、フォーマルドレスといった正装するときの服に合わせやすい衣類になります。
袖を通して着るのではなく、マントのように肩に掛けて着るところが個性的なお洒落を醸し出せるところです。
このアウターウェアはニットパターンのレースか、かぎ針編みを採用していて、お洒落な刺繍を足してエレガントに仕上げられます。
「ポンチョ」と「ケープ」の違い
「ポンチョ」と「ケープ」の違いを、分かりやすく解説します。
気温がかなり低いラテンアメリカのネイティブアメリカンが、寒さ対策のために作り出した「ポンチョ」は生地の真ん中に頭を通す穴が開いています。
顔を出し、肩に掛けて簡単に着られる冬のアウターになるわけです。
肩と背中、胸部分を寒さから守れるこの「ポンチョ」は「ケープ」よりも丈が短くなります。
もう一方の「ケープ」は肩に掛けて着るもので、胸、背中、肩を寒さから守るものです。
防寒義というよりは、お洒落に羽織れるフォーマル用のコートといった意味が強いアウターになります。
「ポンチョ」よりも丈が長く、首元で左右の紐を結んで着るわけです。
また、「ケープ」はフロントが開いていて、頭を通さず肩へ掛けて着ます。
まとめ
寒さ対策のために作られたアウターを2種類ご紹介しました。
丈や柄、着方などに違いがありますので、画像や専門メーカーなどで異なる点を比較してみるといいでしょう。