「ショートブレッド」と「クッキー」はどちらも小麦粉から作る素朴な焼き菓子です。
この2つはどのような基準で区別されているのでしょうか。
今回は、「ショートブレッド」と「クッキー」の違いを解説します。
「ショートブレッド」とは?
「ショートブレッド」とは、「小麦粉とバターと砂糖を混ぜて作るスコットランドの伝統的な焼き菓子」です。
「ショートブレッド」の使い方
スコットランドで昔から作られている伝統的で素朴なお菓子です。
小麦粉3、バター2、砂糖1が伝統的に黄金比率とされています。
「ショートブレッド」の「ショート」は英語の「Short」のことで「サクサク」を意味する形容詞です。
名前の通りサクサクとした歯ごたえの良さが特徴で、つまめる大きさの長方形がスタンダードな形ですが形状に特に決まりはなく丸い形のものや切り分けて食べる大きなサイズのものもあります。
「クッキー」とは?
「クッキー」とは、「小麦粉とバターと砂糖を混ぜ合わせた生地に卵を加えて作る焼き菓子」です。
「クッキー」の使い方
世界中で愛されている焼き菓子の一種です。
卵を使っているのでふんわりと柔らかな食感が楽しめます。
「ショートブレッド」と「クッキー」の違い
「ショートブレッド」と「クッキー」の違いは「材料」です。
「ショートブレッド」は小麦粉とバターと砂糖を材料にして作るのに対し「クッキー」は小麦粉とバターと砂糖だけでなく卵や牛乳を加えて作ります。
3種類の材料で作るショートブレットはサクサクとした食感に仕上がり、卵や牛乳を加えて作るクッキーはふんわりと柔らかい食感に仕上がります。
「ショートブレッド」は主食のパンに分類されますが「クッキー」は主食ではなくデザートとして食べられるケーキの一種です。
作り方にも違いがありショートブレッドはまずバターと小麦粉を練り合わせたところに砂糖を加えますが「クッキー」は最初にバターだけを練って柔らかくしたところに他の材料を加えて生地を作ります。
バターと小麦粉を直接混ぜ合わせる「ショートブレッド」は混ぜる時にムラができるためボソボソとした口当たりになりますが、生地全体を均一に混ぜ合わせる「クッキー」はさっくりと柔らかい歯触りに仕上がります。
まとめ
「ショートブレッド」と「クッキー」は材料と製法の違いで区別されます。
似たような見た目でも味わいは全く異なるのできちんと区別してください。