スルメイカ、ケンサキイカ?
あなたの住んでいる場所ではどっち?
この記事では、「真イカ」と「スルメイカ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「真イカ」とは?
「真鯛」や「マダコ」などと同様に「真イカ」という種類が存在すると勘違いする方が間違いなく相当数いらっしゃるのではないでしょうか。
「真イカ」は「スルメイカ」の別称であり「ケンサキイカ」や「コウイカ」の別称であるのが本当のところです。
イカの種類がたくさんあるなかで、その地域で多く水揚げされる“真のイカ”の意味が正しい「真イカ」の使い方だと言っていいでしょう。
「スルメイカ」とは?
イカは世界で450種類以上が確認されており、雑交配も含めた亜種まで含めるとその数はさらに莫大な数に上がります。
欧米では多くの地域で嫌われていますが、日本はその慣習がなくイカ消費量の大国と言っていいでしょう。
その水揚げ量の7割を占めるのが「スルメイカ」になります。
イカの乾燥物スルメを名前から想像する人も多いでしょう。
「真イカ」と「スルメイカ」の違い
「真イカ」と「スルメイカ」の違いを、分かりやすく解説します。
一般的な「真イカ」は「スルメイカ」だと言ってかまいません。
北海道、東北地方、いわゆる北日本・東日本ではその見解で間違いないでしょう。
一方で西日本では「ケンサキイカ」が多く獲れるため、「ケンサキイカ」を「真イカ」として呼ぶ事が多いと言えるでしょう。
また瀬戸内海に面した地域では「真イカ」=「コウイカ」として認識される地域があります。
まとめ
「真イカ」は地域で一番水揚げ量の多い一般的な種類を指して呼ぶ別称だと言えるでしょう。
その意味で日本のイカの漁獲量の7割を占める「スルメイカ」=「真イカ」と呼ぶ地域が多いと言えるでしょう。
よくイカと比較されるタコは「マダコ」が一品種の名前。
また「真鯛」や「真ホッケ」も同様なだけに勘違いしやすいのは間違いないでしょう。
北日本・東日本で「真イカ」は「スルメイカ」の認識です。
その一方で関西を中心とした西日本では「ケンサキイカ」が「真イカ」として呼ばれます。