この記事では、「遺書」と「遺言書」の違いを分かりやすく説明していきます。
「遺書」とは?
「遺書」は「いしょ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「自分の死後に残される人たちに向けて、言いたいことを伝える手紙のこと」という意味です。
2つ目は「後世に残した書物のこと」という意味です。
「遺書」の言葉の使い方
「遺書」は名詞として「遺書を残す」「遺書を書く」などと使われます。
「遺」は「後に残る」「死後に残す」という意味、「書」は「文字を記す・記したもの」という意味、「遺言」で「自分の死後に残す、言いたいことを記したもの」になります。
基本的に、生前人に言えなかったことを書いたものに使われる言葉です。
「遺言書」とは?
「遺言書」は「ゆいごんしょ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「死後のことを考えて、書き残しておくこと」という意味です。
2つ目は「自分の死後に、遺産相続について法律上の効力を持たせる為に、公的な方式に従って作成する文章のこと」という意味です。
基本的に公証役場での手続きが必要になります。
「遺言書」の言葉の使い方
「遺言書」は「遺言状」とも言います。
「遺言」は「死後のために言い残しておくこと」という意味、法律上は「いごん」と読みます。
「書」は「文字を記す・記したもの」という意味、「遺言書」で「死後の為に言い残しておくことを記したもの」になります。
法律上の効力を持たせる為には複雑な手続きが必要です。
「遺書」と「遺言書」の違い
「遺書」は「自分の死後に残す、言いたいことを記したもの」です。
「遺言書」は「死後の為に言い残しておくことを記したもの、法律上の効力を持たせる為には複雑な手続きが必要」です。
「遺書」の例文
「遺書」の例文は以下の通りです。
・『自殺した友人が遺書を残していた』
・『生徒の遺書を読んでいじめがあったことを知る』
「遺言書」の例文
「遺言書」の例文は以下の通りです。
・『祖父が遺言書を作成する』
・『遺言書に従い財産分与する』
まとめ
今回は「遺書」と「遺言書」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。