この記事では、「わらび粉」と「葛粉」の違いを分かりやすく説明していきます。
「わらび粉」とは?
「わらび粉」とは、「わらび」の根茎にあるデンプンを乾燥させて、粉末状にしたものを言います。
「わらび粉」は「わらび餅」に使用されています。
生産量が少ないこともあり、現在では他のデンプンが代用されています。
「わらび(蕨)」はコバノイシカグマ科ワラビ属に分類されているシダ植物の総称を表しています。
代表的な種としては、「イヌワラビ」、「クマワラビ」などがあります。
「わらび」の高さは0. 5m〜1mくらいで、葉は黄緑色をしています。
「わらび」の新芽は山菜として食用に利用されています。
また、自生だけではなく、栽培されているものもあります。
「葛粉」とは?
「葛粉(くずこ)」とは、「葛」の塊根のデンプンから作られています。
葛粉のみのものは「本葛(ほんくず)」と呼ばれていますが、一般的にはジャガイモやサツマイモ、コーンスターチなどのデンプンが混ざっているものが多く出回っています。
「葛」はマメ科クズ属に属しているつる性多年草の植物を指しています。
また、「葛」は秋の七草の一つです。
「わらび粉」と「葛粉」の違い
「わらび粉」と「葛粉」の違いを、分かりやすく解説します。
「わらび粉」はシダ植物の「わらび」の根茎のデンプンを、「葛粉」はマメ科の「葛」の塊根のデンプンを乾燥させて、粉末状にしたものです。
「わらび粉」と「葛粉」にはこのような違いが見られます。
まとめ
「わらび」の別称には、「わらびな」、「さわらび」なとがあります。
また、「わらび」の英語表記は「western bracken fern」などになります。
そして、「葛」には、「フシゲクズ」などの別名があります。
さらに、「葛」は英語で「kudzu」、「Japanese arrowroot」などと表記します。
今回は「わらび粉」と「葛粉」の意味や違いなどについて述べてきました。
「わらび粉」と「葛粉」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。