この記事では、「重任」と「就任」の違いを分かりやすく説明していきます。
「重任」とは?
重要な職務や任務という意味です。
ある物事にとって非常に大切な仕事や役割をいいます。
「重」という漢字には、大切である、おもんじる、「任」という漢字には、仕事、役目という意味があります。
このことから「重任」には、大切な役目という意味があることがわかります。
また、任期が終わってから、同じ職務や任務につくことという意味もあります。
「重」という漢字には、かさなる、かさねる、繰り返すという意味もあります。
たとえば、Aさんは取締役についていたとします。
この任期が終わったのですが、Aさんはもう一度取締役につくことになりました。
このようなさまをいいます。
「就任」とは?
ある職務や任務につくことという意味です。
「就」という漢字には、つく、仕事や任務につくという意味があります。
会社に入って仕事をするといった意味ではなく、役目につくことをいいます。
たとえば、野球やサッカーなどの監督になる、取締役になる、観光大使になるなどです。
監督という役目についたり、観光大使という役目についたりしています。
これらの役目が重要であるかは関係ありません。
この言葉は、職務や任務につくことで、それが大切な役目であるという意味は含まれていません。
「重任」と「就任」の違い
「重任」と「就任」の違いを、分かりやすく解説します。
職務や任務につくという意味が似ていますが、全く同じことなのではありません。
前者には、「重要な」という意味も含まれています。
後者には、その意味は含まれていません。
また、前者には任期が終わってから、同じ職務や任務につくことという意味もあります。
この意味は後者にはありません。
まとめ
役目につくという意味を持つ点は同じですが、その役目が重要であるという意味を含むのか、含まないのかに違いがあります。
また、一方には任期が終わってから同じ職務や任務につくという意味もあります。
