この記事では、「ヌクマム」と「ナンプラー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヌクマム」とは?
ベトナムの醤油のようなものです。
カタクチイワシなどの魚と塩で作る魚醤になります。
ベトナムでは「ヌックマム」と発音されています。
製法は製造会社によって多少違うところがありますが、基本的には魚と塩を発酵させて作ります。
醤油と似たような作り方です。
日本人にとって醤油は欠かせない調味料であるように、ベトナム人にとって「ヌクマム」は欠かせないものです。
醤油は製造会社によって味が違うように、「ヌクマム」も製造会社によって味が違います。
日本で使う場合には、自分好みの味をみつけてみるとよいでしょう。
この調味料を使った料理には、手羽揚げ、切り干し大根のヌクマム和え、肉と野菜のヌクマム炒めなどがあります。
「ナンプラー」とは?
タイの調味料の一種です。
カタクチイワシなどの魚と塩を一緒に発酵させて作ります。
カタクチイワシ以外の魚を使って作られることもあり、使用する魚によって味が変わります。
日本の醤油のように使うことができます。
しかし、魚を原料にしているので、製品によってはやや臭みが気になります。
熟成期間が長いほどうまみが増し、2年ほど熟成させたものは高級品として扱われることがあります。
保存状態によっては風味が変わってしまうことがあるため、開封後は1~2か月以内に使い切ることが望ましいです。
この調味料を使用した料理には、チャーハン、肉と野菜の炒めもの、エスニック焼きそば、アジアンサラダ、エスニックオムレツなどがあります。
「ヌクマム」と「ナンプラー」の違い
「ヌクマム」と「ナンプラー」の違いを、分かりやすく解説します。
魚と塩で作った調味料という点が同じです。
2つを比べると、後者の方が塩の辛みを強く感じます。
しかし、製造会社によって味が違うので、そうとも限りません。
前者はベトナム、後者はタイで主に使用されています。
まとめ
大きな違いはなく、主に使用されている国が違います。