この記事では、「袂を分かつ」と「決別する」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「袂を分かつ」とは?
一緒に行動していた人との関係をきっぱり絶つことを「袂を分かつ」【たもとをわかつ】といいます。
人との別れに焦点を当てた言葉であり、同じ志を持って学ぶ人や同盟と言える者と行動しないようにするのです。
親しい者と別れて突き進むということは、それだけ自分がやりたいと思う目標が出来た、悪友と手を切らなければ自分が駄目になると思うとき道を分けます。
「決別する」とは?
行動を共にしていた者と今後一切関わりを持たないようにその場で別れることを「決別する」【けつべつする】といいます。
きっぱりやり取りを辞めて、完全に距離を離して一緒に行動しないようにするのです。
使い方としては、「悪友と決別する」というように、もう悪い仲間とは別れる決断して、絶対に会わない気持ちを全面に出した言葉になります。
「袂を分かつ」と「決別する」の違い
ここでは「袂を分かつ」と「決別する」の違いを、分かりやすく解説します。
関係を持って一緒に行動していた人と離れて、別々の道を歩くことを「袂を分かつ」といいます。
もう一方の「決別する」は悪友や裏切った者と完全に離れて今後一切行動を共にしないという意味があります。
「袂を分かつ」は考え方が合わないので、それぞれ違う道を歩むため離れるという意味が強く出た言葉ですが、「決別する」は喧嘩したり、相手からの裏切りに怒り狂った人が別れるところが違う点です。
「袂を分かつ」の例文
・『人の話を聞き入れない頑固な親と袂を分かつことにした』
・『仕事していてお互いに持つ目標の違いを感じて娘と袂を分かつ』
「決別する」の例文
・『給料の面で意見が合わないので、職場と決別することにした』
・『何度注意しても酒癖をやめない夫に決別する気持ちを伝えた』
まとめ
違う道を歩むところに焦点を当てた言葉ではありますが、どのような人と別れるのかに着目して使い方を考えてみるといいでしょう。