この記事では、「枝豆」と「ずんだ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「枝豆」とは?
大豆がまだ完全に成長して熟す前の段階で収穫されたものを「枝豆」【えだまめ】といいます。
完熟して大豆になると色が白くなりますが、成長前の段階では黄緑色であり、茹でると甘みが増し、甘みが出て美味しく食べられる豆です。
名前ともなる「枝豆」は枝に実が成るところからきています。
成熟する前の段階では野菜類に分けられますが、成長すれば豆類に分かれるのです。
数が多くなる「枝豆」は主茎に100個もの豆を付ける野菜ですが、実になる前に7割程度が落ち、食べられるのは3割程度になります。
「ずんだ」とは?
お湯で茹でた青大豆という枝豆をすり潰したものを「ずんだ」といいます。
すり潰して塩を入れては深みを出し、砂糖を入れてかなり甘く味付けしたものです。
これを丸くかためた団子や餅にたっぷりのせて食べます。
主に和菓子として食べるとき餡として使いますが、ご飯に合うよう出し汁や醤油、塩といったもので和風の味付けをして食べる場合もある餡です。
この餡は宮城県で登場したもので、名物料理として茶菓子を出す店やスーパーでも販売しています。
よく売れる季節は気温が高くて疲れる夏であり、食欲増進の効果を兼ねて売り出される食べ物です。
「枝豆」と「ずんだ」の違い
「枝豆」と「ずんだ」の違いを、分かりやすく解説します。
土から生える主茎には100個の豆が付き、成熟する前に収穫し、茹でて食べるのが「枝豆」です。
塩を入れて茹でると豆の甘みが出て食べやすくなり、色も鮮やかな黄緑色になります。
ビールのつまみ、豆腐、天麩羅といった料理にして食べる豆です。
もう一方の「ずんだ」は宮城県の名物であり、枝豆である青大豆を鉢ですり潰した餡を餅や団子に付けて食べられている和菓子です。
糖分をたっぷり含むため、疲労回復や気分転換にも食べられている食べ物になります。
色は鮮やかな黄緑で、白い団子や餅との色合いも良く、お客様を招くときの料理としても選ばれているわけです。
まとめ
同じ「枝豆」を指すものですが、「枝豆」はそのまま食べるもので、「ずんだ」は甘くして食べられていると覚えておくといいでしょう。