農業用の「エスター線」と「エクセル線」の違いとは?分かりやすく解釈

「エスター線」と「エクセル線」の違いとは?違い

この記事では、「エスター線」「エクセル線」の違いを分かりやすく説明していきます。

「エスター線」とは?

エスター線とは、大日製罐株式会社が販売している農業用品の1つです。

高張力プラスチック線材で、農業では幅広い用途で使われています。

ぶどうや梨などの果樹棚を作るのに用いられることもありますし、ビニールハウスの補強やビニールハウス内の張線などにも用いられます。

カーテン線材や防鳥目的で使われることもあります。

エスター線はプラスチック線材と比較して伸度が小さいので、張りの緩みが少ないのが大きなメリットです。

錆びや腐食の心配もありません。

従来使われていた針金よりも軽く、6分の1程の重さです。


「エクセル線」とは?

エクセル線とは、積水樹脂株式会社が販売している農業用品の1つです。

エクセル線にはポリエステル樹脂が使われていて、従来使われていた鉄線よりも強度が高いという特徴があります。

また、伸度が小さいため温度変化などによる緩みが生じる心配もありません。

耐薬品性に優れており、腐食の心配がないのも特徴の1つです。

エクセル線は、ビニールハウスの内張りや誘因線、補強線材などに用いられています。

防鳥ネットや防虫ネットの張り線として用いられることもありますし、防霜ネットや遮光ネットの張り線として用いられることもあります。

それから農業だけではなく、漁業用や一般産業用のロープとしても使われます。


「エスター線」と「エクセル線」の違い

エスター線とエクセル線は、どちらも伸度が小さく緩む心配がないプラスチック線材です。

ビニールハウスの内張りや防鳥ネットの張り線など用途も同じですが、製造しているメーカーに違いがあります。

エスター線を製造しているのは大日製罐株式会社で、エクセル線を製造しているのは積水樹脂株式会社です。

まとめ

エスター線とエクセル線の違いは、製造・販売しているメーカーにあります。

違い
違い比較辞典