この記事では、「青銅」と「黄銅」の違いを分かりやすく解説していきます。
「青銅」とは?
青銅は、せいどうと読むべき言葉です。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、あおやあおい等の意味を持っている青の漢字に、原子番号29の元素といった意味を有する銅の漢字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から青銅は、銅と錫との合金を示すのです。
「青銅」の言葉の使い方
青銅は、銅を主成分にしそこに錫を含んだ合金に対して用いられる言葉となっています。
加工が容易で耐食性に優れている事から、古くから利用され、青銅貨や青銅器といった言葉としても使用されているのです。
「黄銅」とは?
黄銅は、おうどうと読むのが正解な言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、きいろ等の意味の黄の漢字に、どう族元素の1つという意味がある銅の漢字を組み合わせる事によって成立した言葉です。
だからこそ黄銅は、銅と亜鉛で出来た合金を表します。
「黄銅」の言葉の使い方
黄銅は、銅と亜鉛で構成された合金に対して使われる言葉です。
古代から使用されている銅合金の1種であり、現在では5円硬貨が黄銅製のものとして広く知られています。
「青銅」と「黄銅」の違い
青銅と黄銅の漢字表記を見比べてみると、最初の漢字が青と黄という違いがある事に気付けるものです。
所が2文字目は同じ銅の漢字であり、どちらも銅を使用した合金を意味する言葉となっています。
とはいえ2つには明確な違いが存在しており、青銅は銅と錫との合金を示すのです。
もう一方の黄銅は、銅と亜鉛との合金を表します。
まとめ
2つの言葉は共通する漢字が指し示す様に、銅との合金を意味する言葉です。
ただし同じ銅合金でも相違点が存在しており、青銅は銅を主成分にしつつ錫を含んだ合金に対して用いられる言葉となっています。
対する黄銅は、主成分の銅に亜鉛が加わった合金を意味する言葉として使われているのです。