「いっぱい」と「一杯」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「いっぱい」と「一杯」の違いとは?違い

この記事では、「いっぱい」「一杯」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「いっぱい」とは?

物が床一面にあるほどたくさん転がる様子を「いっぱい」といいます。

例えば、机の表面が見えなくほど球がたくさんあれば「野球ボールがいっぱいあって驚いた」とうように、いかに多くの量があるかを表せるのです。

また、「車がいっぱいで入れない」というように、何がどのような状態で大変か名詞の副詞的な使い方して伝えます。


「一杯」とは?

湯飲みやコップなどの器に並々と注がれていることを「一杯」【いっぱい】といいます。

「日本酒が一杯入っている」といった使い方して、いかに多くの量が溢れるほど入っているかを伝えるのです。

また、「甘酒を一杯だけもらう」といえば、1回きり飲むという意味で使われています。

飲み物だけではなく、「蕎麦を一杯食う」と食べ物を1回きり食べると伝える言葉になるわけです。


「いっぱい」と「一杯」の違い

ここでは「いっぱい」「一杯」の違いを、分かりやすく解説します。

ご飯をお腹が膨らむまで食べる、たらふく鍋料理を味わうといった場面で使うのが「いっぱい」です。

「いっぱい食べる」といえば、これから満足するまで食す意味になります。

もう一方の「一杯」は、白米や麺といった食べ物を丼やお茶碗に盛り付けて食べるといった場合に使う言葉です。

「蕎麦茶を1杯だけ飲む」という言い方して、飲み物を1回だけ注文するという意味で使います。

「いっぱい」の例文

・『別れた元彼が迎えに来てくれて胸がいっぱいになった』
・『街には激安で買える雑貨店や金物屋がいっぱい並んでいた』

「一杯」の例文

・『枝豆と焼酎を一杯だけ注文して友人と煽った』
・『観光地で蕎麦を一杯食べて大島に行く船に乗った』

まとめ

読み方は同じ言葉ではありますが、使う状況に違いがありますので、何に対して使えばいいか学んで使ってみるといいでしょう。

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