「製菓衛生師」と「パティシエ」の違いとは?分かりやすく解釈

「製菓衛生師」と「パティシエ」の違いとは?違い

この記事では、「製菓衛生師」「パティシエ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「製菓衛生師」とは?

「製菓衛生師」とは和菓子や洋菓子などを作るにあたって製造や衛生管理に必要となる知識と技能を認める国家資格です。

名前に製菓とついてはいますが菓子だけの専門ではなくパンやピザなども含んでいます。

和菓子や洋菓子を製菓する仕事に資格は必要ありませんが、製菓衛生師の資格があれば製菓に関する知識や技能があると国に認められたことになるので、製菓業界での就職や労働において有利になるでしょう。

製菓衛生師の資格を得るためには専門の養成施設で1年以上学ぶか、2年以上菓子に関する実務に就いている必要があります。


「パティシエ」とは?

「パティシエ」とは洋菓子を作る製造職人です。

お菓子は洋菓子以外にも和菓子や中国などアジアのお菓子もありますが、それらを作る職人はパティシエとは呼ばず、洋菓子や洋風のデザートを作る職人だけがパティシエと呼ばれます。

またパティシエと名乗るのに資格は必要ないので、その日に初めて洋菓子製造の仕事を始めた人でもパティシエと名乗れるため、必ずしも十分な知識や技能があるとは限りません。


「製菓衛生師」と「パティシエ」の違い

「製菓衛生師」「パティシエ」の違いを、分かりやすく解説します。

和菓子や洋菓子などの製造と衛生管理に関する国家資格者が「製菓衛生師」で、洋菓子を作る職人が「パティシエ」です。

「製菓衛生師」と名乗るには国家資格が必要ですが「パティシエ」と名乗るために必要な資格はありません。

また「製菓衛生師」は和菓子などを専門としていて洋菓子は専門外の人もいますが、逆に「パティシエ」は洋菓子だけが専門です。

まとめ

洋菓子を作る職人が「パティシエ」で、日本におけるパティシエを含む製菓職人の国家資格が「製菓衛生師」という関係です。

パティシエとして必要不可欠な資格というわけではないので「製菓衛生師」の資格を持たないベテラン「パティシエ」もいますし、和菓子専門で洋菓子は作れない製菓衛生師もいるでしょう。

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