この記事では、「厄難消除」と「災厄消除」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「厄難消除」とは?
厄年に当てはまる人に災いが起きないよう祈ることを「厄難消除」【やくなんしょうじょ】といいます。
大きな災いが降りかからないよう神様に御神聴し、祈願するとき神社でお祓いすることが大事です。
厄年には厄難が起き易い年齢であるため、この年には神社に出向き、お祓いする必要性があります。
男性では61、42、25歳が当てはまり、女性なら37、33、19歳が本厄とされるのです。
家族を失ったり、強盗に入られる、金銭的な問題が起きないよう前もってお祓いして災いを防ぎます。
「災厄消除」とは?
厄年ではない人が自分に災難が起きたとき、その災難を祈願して除くことを「災厄消除」【さいやくしょうじょ】といいます。
それほど重大な問題でなくても、日常的に起こる人間とのトラブルや金銭問題といった個人の願いを祈願するわけです。
火事や災害といった不幸な出来事に襲われず、平穏無事に生活ができるよう祈願します。
家族が一人として事故に遭って亡くなるとか、大怪我もせず安全に通勤・通学できるよう願うのも「災厄消除」の大事な意味になるわけです。
「厄難消除」と「災厄消除」の違い
「厄難消除」と「災厄消除」の違いを、分かりやすく解説します。
悲しい出来事や悪いことが起きないよう厄年に当てはまる人が神社でお祓いをしてもらうことを「厄難消除」といいます。
不幸や悪い出来事が起きないよう神様に祈願して、厄を祓うのです。
厄年と呼ぶ年齢の前であれば前厄といい、後の年齢なら後厄といって、神社ではお祓いしてもらって不吉な出来事が起きないようにします。
もう一方の「災厄消除」は、いっさいの災いが降りかからず、なくなるよう神様に祈願するのが目的です。
自分にとって精神的に辛い出来事が起きないように祈り、お札を購入しては貼るべきところに貼り、厄払いします。
まとめ
両方とも厄が降りかからず、悪い状態であれば改善するため神様へ祈願する行為を指す言葉です。
厄年に当てはまるか、それ以外の人が祈るかの違いがあると覚えておくといいでしょう。